日本の話芸 落語「はてなの茶碗(わん)」

戻る
【スポンサーリンク】
14:01:17▶

この番組のまとめ

♪~非常に びっくりをするもんでございまして私の商売上のお友達だったらばそれは そういう映像に映るというのは「あ~ そうか」というふうに分かるんですけども全くの素人でございましてどういうふうな状況かといいますと民放のほうに ございます あの「なんとか鑑定団」てぇのがありますよ。 京都の木屋町に 茶屋金兵衛さんてぇ方がいらっしゃる。 そこに チョンと 腰掛けてね京都の町を 一日中 こうやって見てるというのが 何よりの楽しみという訳でございまして今日も今日とて 音羽の滝の掛け茶屋で 茶を啜っております。

エ~イ 6百両って訳にいかねえかもしれないけどな半値の 3百両だって くりゃな江戸へ戻って 借金 返して楽に 遊んで暮らせらぁな。 黙って 持ってったら泥棒と間違えられちゃうからななんとか なんだ あれ 誤魔化してこっちに もらおうかな。 「ああ~ それでもってねちょいと 町外れだけどさ一軒 借りてね そこで男所帯じゃねえけど いろいろと所帯道具 集めてたんだけどさ男ってぇな いけねえな~。

それね 6百両する品物なんですよだから 売れない」。 それから3日ばかり経ちましてねええ 木屋町の茶金さんの店の前でございます。 「あの~ こちらは 茶金さんのお宅で間違いねえっすね?」。 茶金さんじゃなきゃ分からねえ価値だから ね?お前さんじゃ 無理だから」。 「私も もう ここで 茶金の所の番頭をして何十年でございます。 ええ?こりゃね 6百両する品物なんだけどさ ね~。 今日は ちょいとね用があってね 銭が必要だから半値の 3百両で売りてぇんでねちょいと 見て下さいな」。

いや こちらの お客様がで 『茶金さんに見てもらいてえ』てったら ここの番頭がね『私で大丈夫だ』って。 「何をって これ 茶碗これ 6百両するの。 ええ? そうしたら旦那が こうやって こうやってこうやって こうやって 6遍首 ひねったからさ ね~?6百両する品物だと思ってさそれでもってね私は 黙って もらったら泥棒と思われるからさ親父が分からねえで 誤魔化してもらっちまおうと思った。