日曜美術館「祈りの仏画 鈴木空如と法隆寺金堂壁画」

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この番組のまとめ

明治から昭和の初めにかけ生涯 5,000もの仏の絵を模写した…一番の画業は法隆寺金堂壁画12面を何よりの喜びと悪戦苦闘の決心」。 その展示作品の一つがこの 法隆寺金堂壁画の模写。 こんな顔だちをされているんですけれども…まずは その法隆寺金堂の壁画との関わりから空如について見ていきたいと思います。 その一方で 空如はいずれの模写でも元の壁画では一見確認できない形や色も描き込んでいます。

なんかね いっとき ちょっと何なんだろうと思って「仏像の絵を描く事」が仏画なのかそうじゃないのかっていうのはもともとあるものを模写して伝承していく事が仏画なんだなとはこういう 真の仏画を見て思いますけどね。 空如は25歳で念願の東京美術学校現在の東京藝術大学に入ります。 空如は この香雲の模写に魅せられ空如は 香雲の模写の主要な線をやはり 基にしてその上で自身が金堂に何度も通って損傷の様子や色調などを詳細に見比べてより忠実な模写を作って描いたものと考えています。

「救世的世界の大芸術法隆寺壁画に心血を注ぎ来たりし壁画十二面八十一尊のうち観音菩薩は現今の芸術家の夢想だに及ばざる名画に御座候」。 皮肉なようにも思いますけれども空如にとって金堂壁画の模写というのはできるだけ たくさんの方々にこれは どれだけの美しい壁画であるかという事を伝える事が目的。 僕 空如さんって 今日初めて知りましたけれどもここまで深く知るとは思いませんでしたのでちょっと仏画の見方が変わりましたね。 今日 最後はふるさと 秋田に息づく空如の仏画と娘と夫人。