老若男女 農民 漁師 勤め人。 漁師の…3年前の同じ場所。 津波のあと 吉男さんがまず立てたのが このテント。 吉男さんの甥 佐藤政智さんの船も津波のあと 手に入れたもの。 狙うのは 仙台湾特産の赤貝。 無線の相手は大吉丸に乗る 叔父の吉男さん。 漁に出れば 今も毎回 必ずと言っていいほど漁師たちは それぞれが取った赤貝を 一旦 全部集めてから均等に分けます。 漁師の佐藤吉男さんの孫眞優子さん 高校3年生。
土地の造成や復興住宅の建設が遅れる中でここでの暮らしに見切りをつけ農家の…田畑を 全て津波で失いました。 野菜 何種類ぐらい植えてます?1 2 3 4 5 6…かつて 大学さんは荒浜で育てた野菜を抱え仙台市内へ行商に出かけていました。 荒浜の 字 北丁佐藤利幸さんの我が家。 利幸さん 代々続いた土地での野菜作りは?あぁ やっぱり 何となくここで生まれてここで育ってるんだから離れられねえんだ やっぱりな。
教えてくれるのは舘山政四郎さん。 妻の盛子さんは 世話好きで花を育てるのが得意。 舘山さんは 1日の大半を仮設住宅の集会所で過ごすようになります。 あぁ おばちゃんここの一等場所 取ったね また。 住民たちが行う 浜の大掃除。 私は もう毎日 朝晩ほんとに 犬 散歩でずっと毎日海のここを 歩いていたからね。 全員 深沼住民の人たちで毎年 やってたんですけどもね。 そして この大掃除。 これから やって来る海水浴客に気持ち良く過ごしてもらうためにも汗を かきます。 去年 大掃除の終わった浜。
東通仮設住宅ではお盆の準備が始まりました。 リント君 面白かった?うん 面白かった。 もう1回見せてくれますか 荒浜踊り。 ♪「タンタン タラララ ランタランタン」♪「タラランタン タンタラランタ」こいつ 4つ するんですよ。 来年 田植え できますか?仮設住宅の集会所。 吉男さんの狙いは仙台湾にやって来る縁起のいい魚。 かつて 遠洋漁業で北洋に出て網を引いた事もある吉男さん。 かかった獲物の重みを確かめながら網を引っ張り上げる感触が昔から大好きでした。
東通仮設住宅からまた一人 引っ越す人がいました。 孫の眞優子さんが 成人した記念に家族写真を撮ります。 吉男さんの漁師仲間松木波男さんの家。 荒浜の漁師たちの 仕事納めです。 3月10日 東通仮設住宅で法要が行われました。 「南無阿弥陀 南無阿弥陀」。 荒浜 字 中丁吉男さんの我が家。 この町つくってるのって結局 誰でもなくて小さい仕事はどんどん 結局 積み重なって。 結局 ガソリンスタンドなければ車 走れない。 結局 ライフラインが衰える。