日本の話芸 落語「崇徳院」

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この番組のまとめ

まぁ 医学の発達 一進一退ございますんでしょうが掛かりつけの先生を頼んでる間がない。 近所に 新しくできた先生に来てもらいまして…。 あ~ どうも 新しい先生ってのは気心が分からねえからないままでの先生だったら 遠慮なくいろんな事が言えるんだけど。 なんか 思ってる事が告白できないという そこに 男と女ってなぁNHKラジオ 「連続放送劇」というやつですなそういうもんでしょ男と女ってなぁ。

まぁ 思ってる事が胸の所へ つかえちまってこれが 表へ出てこない積もり積もって病みたいになってしまうという「お医者様でも 草津の湯でも…」歌にまで残っておりますが。 ええ?いや いや 若旦那 お加減悪いって伺ってたんでねお見舞えに伺わなくちゃならねえと思いながら『貧乏暇なし』ってやつで とうとう今日まで うっちゃり放し。 で どうです? 若旦那」。 じゃあ なんですか?寺だの 葬儀社はもう 人が回りましたか?」。 「何だい? 寺だの 葬儀社…。 で 若旦那ね 大概の事は私に話してくれるんですよ。

「冗談 言っちゃいけねえ 若旦那。 「それじゃ 言うけども私の病気は 恋患いなんだ」。 一遍だけ笑わせてもらいましたがねまた 恋患いたぁ 古風な病気をどこで 背負い込んできました?」。 「二十日ばかし前に 上野の清水様へ お詣りに行きました」。 向が岡湯島の天神 神田の明神ね左のほうを見てくってぇと聖天の森から 待乳山が見えていい所だ ああ。

ね? 大事にしてんでしょ?それからね若旦那 また 顔を出しますがね昔から 『病が3分 気が7分』って事を言うよ。 「それからね若旦那が 茶店へ 腰を下ろす。 間もなく 若旦那の前をお供の人を 3人 連れてねお嬢さん風の人が腰 掛けたってんだがこの人の顔を見て驚いたてんだ。 お嬢さんも 若旦那を見ていたがやがて お嬢さんが立ち上がると何か 膝にね 茶袱紗ってやつが載ってたらしい。 若旦那 ああいう 親切な方だ。

親馬鹿ちゃんりん 蕎麦屋の風鈴フフフ なるほどね。 「いや それがよほら 若旦那が患ってるって話でおお 聞いたら これが恋患いだってんだよ。 ええ?で その相手の お嬢さんってのを大旦那が 俺に捜してこいってんだよ。 だけど ああいう大旦那ただ 頼まねえよ。 「勝手にしやがれ チクショウメ。

アハッ ア~ッ ウ〜ン「納豆屋さ~ん」。 「今頃 納豆屋が通るかよ。 あっ そうだ おっ嚊床屋へ入れっつったな。 お湯屋へ 18軒 床屋へ 36軒もう 夕方までにはフラフラになっちゃって。 もう 36軒目顔なんざ ヒリヒリしちゃってどこも やる所はないんですよ。 こっちは 出入りなもんだから朝 起きるってぇと『あっちの先生が大層 名医だそうだ』『こっちの薬が効きそうだ』ってんで 朝から晩まで方々 駆けずり回ってさもう 髭 あたってる間も湯へ入ってる間も無えって始末だ。