今日の兼題は「枇杷」。 どうでした?そして 子どもの心というのは枇杷が生えてきて藤野さんは 昨年 「爪と目」で芥川賞を受賞されました。 それから 後半になってコンタクトレンズを失ってからの視界が歪んでくる…鮮やかな世界と 歪んだ世界の対照というものがとても印象的で引き込まれました。 ご自身も どうなんですかコンタクトレンズは?してます。 今では 長嶋さんが立ち上げはった同人誌の「傍点」の創刊同人です。
これは枇杷好きの方の句ですね。 そうすると 初めて…枇杷を食べたという気持ちになれるんでしょうね。 枇杷好きの醍醐味ですね。 そのささやかな皮なんだけれどもどうしようもなく これは枇杷の皮でなければならないというところが描かれていて感心したんですけれどもいかがでしょう?私は 今回の入選句の中ではこの句が一番好きで「素直に」というのがすごくいいですよね。 枇杷の句 ずっと一物仕立ての句が多かったです。 野外には 枇杷が熟れていて室内では デッサンしている訳ですね。
一人は 高浜虚子もう一人は 富安風生です。 風生は 新聞の投稿作品の中から清崎敏郎を見いだし俳句の道を勧めました。 この「枇杷採りぬ」という上五をしっかり切った事によって読者の心に しかと印象づけるという変化があると思います。 それでは 今度小澤さんの年間のテーマは「季語について考えておきたいこと」です。 この句を私たちが理解できるのはやはり 枇杷を触ってそして 食べていてこの樹上の乙女に自分を重ねる事ができると思うんですよね。