先人たちの底力 知恵泉(ちえいず) 戦国のプロデューサー「千利休」(前編)

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この番組のまとめ

誰も思いつかない仕掛けを次々と作り出し絢爛豪華な茶室に隠された利休の演出とは。 はなさんは 今日利休を味わって頂くんですがどんな事を味わいたいなと思ってらっしゃいますか?私は ほんと利休イコール茶人という事しか ほぼ知らないので茶人がねなぜ ここまで私たちの生活にその名前が浸透していったかが知りたいですよね。 さあ今日は一茶人であった利休がいかにして 希代の茶人にまで上り詰めていったのか。 天下の茶人として 現代でも圧倒的知名度を誇る 千利休。

この意外性って難しいような気がするんですけどもやり過ぎちゃうと何か自分だけが満足するものが出来上がってしまったり。 お茶の研究をされています筒井紘一先生でいらっしゃいます。 VTRにも登場した茶道資料館 副館長 筒井紘一さん。 実は 利休が 全て朝顔を摘み取っていたのです。 それは たった一輪の花に美を集約した 利休の演出でした。

僕はこのキャンペーンを担当した時にすごく勉強させてもらったんですけどそれまでやっぱりクリエーターというのは商品に勝手に僕がいろんなイメージを付加して何て言うんですか 魅力を付け足す仕事だと思ってたんですね。 利休が活躍した戦国時代来る日も来る日も 武将たちは合戦に明け暮れていました。 市中にありながら深い緑に覆われた空間は人々を魅了する 非日常性。 それを 茶室内部にまで追求したのが 利休でした。 この にじり口は俗世を離れるための装置として更に 利休は茶の飲み方にも驚きのアイデアを思いつきます。

きっと こういう 限られた今まで 日常的な事だとどうしても 言えない事なんかがこう 非日常の空間に入る事でやっぱり 本音が言えたりとか。 利休以降の茶人たちも茶室づくりに心を砕いてきました。 茶室をつくったのは江戸時代の茶人 金森宗和。 雪深い 飛騨高山出身の宗和は茶室に 雪国育ちならではの工夫を凝らしました。 茶室内部は たった2畳余りの小さな空間。