ETV特集「本当は学びたい~貧困と向き合う学習支援の現場から〜」

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この番組のまとめ

毎週 土曜日 このビルの会議室を借りているのは…元高校教師だ。 学校や 自治体の「こころの健康センター」からの紹介の他自力で見つけた親たちが駆け込み寺のように やって来る。 NPOの職員や学生社会人のボランティアがマンツーマンで教えてくれる学習支援の場だ。 あの辺に 大学生がうじゃうじゃ いるんだけど。 ああいう大学生はすばらしい大学生だからそこは もう俺は認めてるけど。 この格差に苦しめられるいわゆる「相対的貧困」が今 先進国で深刻な問題になっている。

月に数回 中学の相談室に登校する事はあるが大抵は 家か たまり場で勉強している。 事務所の片隅で美術系の大学出身のスタッフに無料で教えてもらう事にしたのだ。 高校進学という目標ができて遅れていた中学での勉強を取り戻そうという意欲が湧いてきた。 青砥さんが 子供の貧困に目を向けるようになったきっかけは高校教師時代に遡る。 経済的な苦しさの中で勉強もままならず中退し社会に放り出される若者たち。

一方 生活保護に準ずる 厳しい暮らしをしている小中学生は140万人。 彼らへの公的な学習支援はほとんど行われてはいない。 学習支援をどうすれば広げていけるのか。 それであと交通費なんか払ってるのはないですね?交通費も学生に払っています。 今 通信制高校に通っている。 通信制高校では 試験やレポート提出などで 卒業資格が得られる。 一人で計画を立てて勉強を進める事は 難しい。 高校を卒業できるか心配した青砥さんたちから繰り返し誘いを受けてようやく やって来た。

一日 来ればいいんだよ 土曜日に。 だから 土曜日は空けといて…。 青砥さんの勧めで通信制高校に入り直した。 ここでは 就職相談やセミナーなどの就労支援を無料で行っている。 厚生労働省の委託事業だ。 こうした 「できない事」が積み重なり無料のビジネスマナー講座も紹介してもらった。 どういうふうに迷ってるの?祖父による家庭内暴力。 家族だけで悩まず警察か 自治体の専門窓口に相談する事を 青砥さんは勧めた。 願書を提出した公立高校の志願者倍率が 発表された。