夏目漱石の温かいユーモアのある手紙。 そんなリンボウ先生は 大の手紙好き。 最新作では英国滞在時に 家族に宛てた愛情あふれる 100通の手紙がまとめられています。 「知恵泉」お手紙講座 実践編です。 漱石の手紙なんて やっぱり読んでくめども尽きせず面白いですよね。 ここに 漱石の手紙が187通 保管されています。 最終的には 伝四に ある手伝いを頼む内容なのですが赤インクなのは採点中に書いた手紙だからです。 こちら 複製なんですけれども漱石のお手紙を作ってみました。
今日は こういった文豪の手紙術を読み解いて頂くもう一方に お越し頂く事になっているんです。 聞いた事ありますかね?「文は短く 情は深く」という技なんですけれどもロマンあふれる処女詩集「若菜集」や自然主義文学の先駆けとなる小説「破戒」。 藤村は 随筆の中で手紙について こう述べています。 藤村の手紙は 今も神津家で大切に保管されています。 十一月二十八日夜七時長き長き労作を終る」その充実感が 短い葉書からひしひしと伝わってきます。
ちょっと 自分自身の事思い出したんですけどつい先頃「謹訳源氏物語」という全部で10巻から成る膨大なものを書き終えた。 それは ちょっとさっきの 長編小説初めて書き終わった時の島崎藤村のあの短い手紙を見た時に何か 自分自身の事のように感じました。 もう 単刀直入にその事だけを言うという事は朝茶に添えて 梅干を頂くのは私の習慣のようになっていますからこれから当分お送り下すったものを毎朝の友として そのたびに御地の事を思い出すでしょう」。 胸の病で療養中だった梶井基次郎。
時候だけじゃなくて完璧な手紙ですよね。 本当に 三者三様やっぱり すごく味わいのある時候の挨拶になりましたね。 木が ここまでの金額を借りられた背景には親友 金田一京助へ金を無心した時の手紙です。 その中で やっぱり面白いのは「違算 違算 誤算 誤算」という通常 手紙というのは漱石の手紙にしても距離感というのは非常に適切な距離感をとってそこに 清潔なすがすがしさというのを感じさせるものがあるんですけれども木は ぐっと近づいていくんですよね。