地球ドラマチック シリーズ 骨から探る“生きもの図鑑”第1回▽骨は魔法の素材

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この番組のまとめ

フランス パリの国立自然史博物館には世界中から集められた骨格標本が並んでいます。 最近 パプアニューギニアで世界最小の脊椎動物が発見されました。 シロナガスクジラの体重は世界最小のカエルの2億倍です。 折れた時の負荷は 4.5キロニュートンつまり 450kgほどでした。 既に 横向きの場合の3倍以上の負荷に耐えています。 17キロニュートンという事は キログラムに換算すると どれくらいですか?1.7tです。 駆け出す瞬間 足には 体重の13倍以上の負荷がかかります。

特徴的なのは 大腿骨の位置です。 ほとんどの哺乳類は骨盤の横に張り出すように大腿骨が つながっています。 ところがゾウは 骨盤の真下に大腿骨が つながっています。 大腿骨が 真下から骨盤を支えているんです。 最大の違いが 大腿骨ももの部分の骨です。 骨から この動物がとても がっしりしてでも サイの大腿骨の方が3倍も頑丈なんです。 サイの大腿骨の強度を測ったところ驚くべき結果が出ました。 サイの大腿骨は 109tの負荷まで耐える事ができました。 先ほどの実験で使ったシカの大腿骨の50倍以上です。

この動物は 東南アジアに生息するブタの仲間 バビルサです。 ジャクソンカメレオンは アフリカ東部の森林に生息しています。 ジャクソンカメレオンは とても攻撃的で荒っぽい戦いを繰り広げます。 10kgのおもりを3.5mの高さから落とすと2頭のオオツノヒツジが頭をぶつけ合った時の衝撃と同じ衝撃を与えた時にどうなるのか イメージをつかみます。 オオツノヒツジが受ける3.5キロニュートンもの衝撃は吸収できなかったという事です。 オオツノヒツジの頭の骨がいかに特殊かが分かります。