ジャン=アンリ・ファーブルは 虫が持つ神秘的な能力 「本能」に驚き「ファーブル昆虫記」 第3回。 指南役は フランス文学者で 埼玉大学名誉教授 奥本大三郎さんです。 昆虫は特に本能に支配されてる生き物だというふうにファーブルは考えたので「昆虫記」の そのあとに「昆虫の生態と本能の研究」という副題が付いてるんですね。
だから やっぱり一応 「本能」という言葉に預けるしかないんじゃないですか?じゃあ 本当に 本能というプログラムがめちゃめちゃ すごかったらそして 良さそうな所を食べていくっていうのはやっぱりそれは知能に属すんですよね。 知能と本能は違うんだ。 さっき ちょっと おっしゃった知能と本能の差なんですか。 さて 多くの昆虫に対する鋭い観察力と念入りな実験によってファーブルは 他にも新たな発見をしてまいります。 オオクジャクヤママユという大きなガが40匹も 部屋の中を ひらひらと飛び回っていたのです。
目に見えないところのありとあらゆる可能性を潰していって 知らせの発散物要するにフェロモンを予言したわけですね。 昆虫の実験と観察を行ってさまざまな新発見をしたファーブルなんですが自身の生活は実は 困窮を極めておりました。 画期的な新発見を論文で発表した ファーブルは研究者の間で注目を集めていました。 当時 フランスの教育界はカトリックの勢力が強くファーブルの授業は不謹慎であると非難され辞任に追い込まれてしまいます。