その副題には 「昆虫の生態と本能の研究」とあります。 ジャン=アンリ・ファーブルは 虫が持つ神秘的な能力 「本能」に驚き「ファーブル昆虫記」 第3回。 ♪~「100分de名著」 司会の…さあ 今月は「ファーブル昆虫記」を読んでおりますけれども指南役は フランス文学者で 埼玉大学名誉教授 奥本大三郎さんです。 幼虫は 獲物の体液や内臓を包む脂肪層 次に筋肉とファーブルは この観察をきっかけに昆虫に秘められた神秘的な能力本能に魅せられ研究に のめり込んでいきました。
そこに幼虫を置くと食べ始めはしますが神経を麻痺させられていない獲物は痛みで筋肉を収縮させてしまいました。 幼虫は やみくもに獲物を食べ途中で死なせてしまいました。 となるとね これは親バチの本能なのかじゃあ 本当に 本能というプログラムがめちゃめちゃ すごかったらたとえ 間違った所に産んでも幼虫は何とかしそうじゃないですか。 幼虫が もし状況判断を加えてそして 良さそうな所を食べていくっていうのはやっぱりそれは知能に属すんですよね。
実験と観察を何度も繰り返し最終的に 匂いを感じる事ができなかったファーブルは「知らせの発散物」という物質があると結論づけたのです。 目に見えないところのありとあらゆる可能性を潰していって 知らせの発散物要するにフェロモンを予言したわけですね。 昆虫の実験と観察を行ってさまざまな新発見をしたファーブルなんですが自身の生活は実は 困窮を極めておりました。 当時 フランスの教育界はカトリックの勢力が強くファーブルの授業は不謹慎であると非難され辞任に追い込まれてしまいます。