地球ドラマチック 骨から探る“生きもの図鑑”第2回「骨が実現!驚異の動き」

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この番組のまとめ

進化生物学者のベン・ギャロッドは骨の専門家です。 骨は 脊椎動物のさまざまな行動と深く結び付いています。 脊椎動物は同じ「骨のある生き物」なのになぜ これほど さまざまな姿をしているのでしょうか。 今回は 脊椎動物の骨がさまざまな動きを実現するためどのように進化したのかを探ります。 背骨が独特の進化を遂げ他にはない動きができるようになった動物もいます。 ヘビの背骨は 他の動物とはかなり違う方法で動くように進化しました。

ほとんどの脊椎動物の手足はよく似た 基本構造をしています。 テナガザルで際立っているのは腕を使い 体を揺らして枝から枝へと渡る「腕渡り」という動きです。 この動きを可能にしているのはテナガザルの 特殊な手首の骨です。 これによって テナガザルは手で枝をつかんだまま好きな方向に 体の向きを変えて腕渡りをする事ができます。 手首の特殊な構造のおかげでテナガザルは それほど労力を使わずに驚くほど俊敏な動きができます。

脊椎動物の翼はどれも 前足が変化したものです。 完全な形の翼で 空を飛び続けられるようになった最初の脊椎動物は 翼竜です。 およそ6,500万年前に翼竜が絶滅すると別の空飛ぶ動物が繁栄しました。 コウモリは 翼竜とは全く違う飛び方ができるよう進化しました。 これは オオコウモリの骨格標本です。 コウモリが繁栄している大きな理由は優れた飛行能力にあります。 コウモリ以上に繁栄した 空の動物が鳥です。