戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 知の巨人たち 第4回

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この番組のまとめ

司馬は 明治維新から日露戦争へその小説で日本の近代をたどります。 モンゴル 中国 韓国そして ヨーロッパへ司馬は世界各地を旅していきます。 戦後を代表する国民作家司馬太郎。 亡くなる5年前 日本を代表する知識人となっていた司馬に質問の声がなかなか上がりません。 司馬太郎 本名 福田定一は大正12年 大阪に生まれました。 司馬の戦車部隊は本土決戦に備え初夏に 栃木県の佐野に配備されました。 司馬は 戦車4両を率いる陸軍少尉となっていました。 昭和23年 司馬は産経新聞の京都支局に移ります。

司馬太郎という ペンネームは中国の歴史家 司馬遷にかに及ばないという「暁闇に立つ一本の孤峭な樹を描きました」。 戦後を代表する国民作家司馬太郎はここから世に出ていきます。 産経新聞の記者として新聞連載を担当した…窪内さんは 龍馬に関するあらゆる資料を集める司馬の姿を目にしていました。 その 開明的で 明るいキャラクターをつかんだ司馬には特に 力を入れて書きたい事がありました。 近代日本の精神史を研究し司馬と 手紙のやり取りを重ねてきた 松本健一さん。

江華島事件とは明治8年 日本の軍艦がカンファド 江華島で 朝鮮を挑発して戦闘に発展した事件です。 朝鮮半島では日本による 35年に及ぶ植民地支配が続きます。 日露戦争後の日本に疑問を抱いた 司馬。 日露戦争後 韓国を併合した日本はやがて 大陸へ進出します。 統帥権とは軍隊の指揮統率権の事で大日本帝国憲法では次のように規定されていました。 ノモンハン事件とは昭和14年に起きた満州と モンゴルの国境をめぐる紛争事件です。 日本軍は ソビエトの戦車軍団モンゴル軍と戦い死傷者はおよそ2万人に上りました。