日曜美術館「野の花のように描き続ける~画家・宮芳平〜」

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この番組のまとめ

画家の名は…生徒たちを連れてスケッチに出かけた野山。 でも 実際に 「アートシーン」の放送後番組宛てに「もっと作品を見たい」ですとか「もっと画家について知りたい」という多くの声が寄せられました。 圧倒的な この暗さの中で宮 芳平青年の 血であり情念であり 生命的なマグマであり8人兄弟の末っ子。 二十歳のころ 明るい色使いで印象派風に描いた女性像。 東京大正博覧会で初入選を果たします。 森 外研究の第一人者山崎一穎さん。

僕は 青年ならではの特に 大正期の青年の個性を前面に出そうとする気持ちがそのまま絵になったような絵だと思いますね。 画家として 誰もやってない事をやりたいという事じゃなくてそういう事じゃなくて今 純粋に この花を前にしてもう その無邪気な感じが伝わってきますね。 もう 信州に行ってからの彼の絵というのはそういう点描主義とか 何とか主義という理論じゃなくてね決して乱雑な感じはしませんよね。

例えば この絵なんかもけしの花なんだけれど「けしの花」ってタイトルが なかったらリンゴにも見えるし椿が 地面に落ちてるようにも見えるわけでしょ。 でも けしの花は こう 丸いから丸のように筆を動かして地面だと思いますけれども 地面はやっぱり土色だからという子供の見方なんだけれども。 このアトリエは 定年後 教え子や友人たちが建ててくれたもの。 そこに 座右の銘みたいな感じで自分で彫刻刀で この文字を彫ってぶら下げてありました。