地球ドラマチック 骨から探る“生きもの図鑑”第3回「“食べる”を支える骨」

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この番組のまとめ

進化生物学者のベン・ギャロッドは骨の専門家です。 幼い頃から 骨に魅了されてきたギャロッドは世界中の博物館や 大学の依頼を受けて 骨をつなぎ合わせ骨格標本を作っています。 歯のある動物の中では世界最大だけあって下顎の骨だけで 5mもあります。 古いものから ネアンデルタール人クロマニョン人 中世のものそして 近代のものです。 ところが かつての繊維質の硬い食事からだんだんと 軟らかく粘っこくて 甘い食事その度合いは 食生活によって左右され 個人差があります。

体温を調節できない変温動物のヘビは少ないエネルギーで生きています。 例えば肉食動物は獲物をしとめる時や 食べる時に鋭い歯を駆使しています。 一方 食べる事と関係なく牙を進化させた動物もいます。 でも 胃の中を調べると吸い込む力を強めるために セイウチの骨は特殊な進化を遂げました。 脊椎動物の口は食べるものによってさまざまな進化を遂げてきました。

骨に柔軟性を与える有機質のコラーゲンと硬さを与える無機質のリン酸カルシウムです。 これは 鼻甲介と呼ばれる骨です。 鼻甲介が大きい事からこの動物が 鋭い嗅覚を持っている事が分かります。 これは ホッキョクグマの鼻甲介です。 ホッキョクグマの視力は人間と ほぼ同じですが嗅覚は 100倍以上 優れています。 嗅覚を頼りに 20kmも先にある動物の死骸までたどりつく事ができるといいます。 アザラシが 呼吸のために氷に開けた穴やこの 並外れた嗅覚を支えているのが鼻の奥にある骨 鼻甲介です。