ニッポン戦後サブカルチャー史 第6回「80年代(1)What’s YMO?」

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この番組のまとめ

今宵の「ニッポン戦後サブカルチャー史」は愛と独断のサブカルチャー論が炸裂する。 THE POLICEの最初のファーストアルバム。 これは DEVOのアルバム。 で 78年になってYMOの出現によってそこから 80年代につながっていく。 高品質の「MADE IN JAPAN」が世界を席巻。 情念を歌う シンガーソングライターが全盛の中で1980年の年間アルバムチャートトップ10の中に 3枚がランクイン。 コンピューターと セッションするっていうのが何か すごい新鮮に思えてやってみたら苦でも何でもなくて。

「コンピューターと音楽をするなんて」という事ですよね。 この YMOのテクノロジーの手法がなければまず 音楽もやれてないぐらいの感じなんです 僕ら的には。 けど レコードが出てきてカセットが出てきて手元に置けるようになってきた辺りでのコンピューターの世界でも家庭用ゲーム機が誕生。 上がYellow Magic Orchestraですね。 それが…こうした電子音楽は 80年代世界で同時多発的に注目を集める。 ドイツのKRAFTWERKはほんとに すばらしかったですね。

こうした時に 資本主義について当時 まだ 26歳の京都大学助手 浅田 彰による著書。 フランス現代思想を紹介する難解な内容にもかかわらずベストセラーとなり「ニューアカデミズム」と言われる社会現象となった。 かつて 60年代政治と闘争の季節若者たちは 高度経済成長を尻目にあらゆる権威に反抗した。 原曲はアメリカのエキゾチック・ミュージックの巨匠マーティン・デニーの1959年の作品だった。

それは 長い伝統を誇る西洋のファッションデザインの美から大きく逸脱していた。 いわゆる…当時 バブルへと向かう豊かな社会が実現しこれまでの大量生産される安い既製服ではなくファッションで自己表現をする若者が あふれた。 「デザイナーブランド」と「キャラクターブランド」というのが 明確に分かれててだから ヨウジヤマモトとか川久保 玲さんの「コム デ ギャルソン」とかっていうのはこれは 明らかに「デザインブランド」だと。

「まるビ」のカメラマンはウエストバッグに 腕時計はデジタルと特徴を分析。 全共闘世代に多大な影響を与えた思想家 吉本隆明が一方 吉本は「ファッションは さりげない不服従のしるし」だと宣言。

このイベントは坂本龍一が音楽を担当し元祖VJとも言われるユニット「ラジカルTV」が 映像を担当。 大友克洋の 「AKIRA」。 これがね 「ディストピア」ですね。 ユートピアじゃない ディストピア感。 それで このディストピア感っていうのは僕は 例えば 廃墟とかね当時 出たんですけどもある種の ノスタルジー。 例えば 少し古びたものから廃墟とか 消えてしまったものゲルニカは 当時人気の戸川 純がボーカルを担当した 伝説的なユニット。 そういう事があってコンセプチュアルなものそれから テクノロジーへの信頼。