第1回は「最強の262文字」と題して「般若心経」とは何かその神髄に迫ります。 ♪~伊集院さん 今回は 「般若心経」を取り上げるんですが「般若心経」というとどんなイメージを お持ちですか?僕 基本無宗教なんですけど耳にする機会 多いし。 先生 タイトルの「般若心経」なんですがどういう意味なんですか?これは「知恵」という意味なんですね。 600巻のものもこの262文字の 「般若心経」も言っている 真ん中の部分は一緒ですか?ほぼ同じです。
玄奘は この言葉を胸に危険な旅に出かけます。 インドから 1,335巻の経典を中国に持ち帰った玄奘は次々に訳されていく 経典の数々。 その中で 262文字に凝縮された「般若心経」が完成したのです。 それが 玄奘三蔵の一番の功績なんです。 特に玄奘三蔵は そういう翻訳の能力に優れていましたね。 長嶋茂雄さんの言葉って これに近いような気がするんですよ。 細かいバッティングの ニュアンスをある程度 説明したあとにボーン ギュッ ギューだよって言う感じ。
「行」は本質的には 私は何かをするぞという意思作用ですね。 しかし 「般若心経」はそれを「空」だと言ってしまう。 そして 受け取るあなたの目の感覚器官の一瞬の関わりあいの中で生まれた偶然の産物です。 でもその嫌なやつも もしかしたら真実かもしれないけど全部 真実じゃないぐらいの気持ちでいろんな角度から見て 考えるといろんな見え方がして当然という。