世界陸上モスクワ Day4

戻る
【スポンサーリンク】

エレーナ・イシンバエワ、これがラストジャンプか?現役世界最高記録を持つボーダン・ボンダレンコが20年ぶりの世界記録更新へ挑む。 ロンドンオリンピックで世界記録を塗り替えたラシュマノワ登場。 それでは、D−4行ってみよう…》世界陸上4日目、今日もモスクワから千葉真子さん、為末大さん、そして、室伏由佳さんと、そして大利久美選手が出場しています。 》そして男子走り高跳び予選、こちらはウクライナのボンダレンコ選手とバーシム選手、超ハイレベルな戦いが期待されています。

》このように番組では今日もソーシャルネットワーキングサービスを使いまして、世界陸上の魅力や楽しみ方など、様々な情報をお伝えしていきます。 世界記録まであと5cm、ムタエッサ・バーシム22歳。 世界記録まであと4cm、現役世界最高記録をたたき出したボーダン・ボンダレンコ。 》ボンダレンコ選手は世界記録に既にチャレンジしているので、今回世界記録が出たらすごいですけどね。 》2m45cmの世界記録更新出るか?》この高さって、歩行者用の信号の支柱と同じぐらいなんですって。

放送席解説は日本女子体育大学教授、石塚浩さんでお送りしていきます。 》間もなく女子20km競歩が始まるんですけれども、なんとその競技に向けて最強の応援団が駆けつけてくれました。 おととい行われました男子20km競歩で日本競歩史上最高順位の6位入賞を果たしました西塔拓己選手です、どうぞ。

渕瀬選手は並々ならぬ思いで今回の世界陸上に臨んでいると思いますけれども、渕瀬選手と大利選手、今日はどんなレースしてくれそうですか?》渕瀬さんは本当お大舞台にとても強い選手ですので、昨年のオリンピックでも本当に自己ベストに近いタイムでフォームという部分だったり、審判が注意の黄色いプラカードを出したりとかしますので、そこにも注目していってほしいと思います。

特に先ほど柳澤さんからお話がありましたロシア勢、中国勢といったところが現状の歴代ランキングタイ、あるいは今年のトップリストという点でもそろって上の方ですからその中で渕瀬真寿美、541番、540番が大利久美、ともに世界陸上は経験済みです。

》イタリアのリガウド、チェコの長身選手はドラホトバですが、持ちタイムで上位、世界記録ホルダーのラシュマノワを含みますいつも国際大会で展開されるようなペースまでは上がり切れていない感じです。 モスクワのスタジアムでは男子走り高跳びの予選が始まろうとしています。 》ロンドンオリンピックの金・銀、銅メダリスト、そして2011年世界陸上テグ大会の金メダリスト、銀メダリストがそろいました。

》今、予選の練習跳躍を見ていますと、何とはなしにボンダレンコ選手は王者の風格が備わってきたなという感じがします。 世界記録にあと4cmと迫っているボーダン・ボンダレンコです。 》ボンダレンコ選手は、ダイヤモンドリーグという試合の中では2m28という高さから始めたこともありますんで、相当余裕があるだろうなと、場合によっては、2m22、それから2m26辺りから始まるかもしれません。

そこから今度は警告というやや重いメッセージが選手へ来まして、その警告が違う審判員によりまして3枚出ますと、赤いカードで知らされますけれども、即その場で途中でも失格ということで、非常に厳しい制約の中でレースを進めなくてはいけない、そういった中での先頭グループの歩きをご覧いただいていますが、こちらがキルディアプキナ、ロシアの3人の今回の強豪の1人、キルディアプキナもじわっじわっと前へ出てきまして、そのすぐ後ろに現状の世界記録保持者、去年のロンドンオリンピックチャンピオンのラシュマノワの姿も見えています。

》とにかく今回、現状の世界記録は1時間25分2秒というロシアのラシュマノワ選手、今回もエントリーしておりますが、ロシアの3選手は、ラシュマノワが25分2秒、それからロシアの選手もう2人でいきますとソコロワ選手が25分8秒ですね、そしてキルディアプキナが25分9秒と、大変速い面々ですが、日本の渕瀬もロシア勢、中国勢のいるトップグループにしっかりとついております。

女子の20km競歩、緑豊かな》男子の20km競歩に続いてまだトップグループが大分大人数という中で6kmを経過しました。 そうなると審判が黄色いパドルを持って集団に近づいてくるんですが、各選手、それを見ると、自分の方に来るのではないかとドキドキするんですね。 ロンドンオリンピックはラシュマノワが世界新記録をマークして優勝。

》次のチェックポイントで8kmになりますが、まだ弱冠18歳という、ベストタイムは1時間30分台の選手なんですけれども、1万メートルのウォークの世界ジュニアで強豪のロシア勢、それから中国勢、3人ずつ。 トップグループがばらけだしまして2人の選手、イタリア、チェコが前2人、ポーンと出ていたんですけれども、さすがにここで第一人者、世界記録ホルダーのロシアのラシュマノワ、今、頭から水をかぶっています、渕瀬も大利の近くにいると思われますがやっぱり変化してきましたね、状況が。

今、長身のドラホトバが映りましたが、この2人が3位グループで、左側、世界記録保持者のロシアのラシュマノワ、それから隣のキルディアプキナも、もし今日、キルディアプキナが勝ちますと、夫婦でまた世界の国際大会のタイトル入ることになりますからね。 》旦那さんのキルディアプキナ選手は、ロンドンオリンピック50kmの金メダリストです。 》ご覧の距離感で追いかけています737番が去年のオリンピックチャンピオンのラシュマノワ、そして隣のキルディアプキナがおととしの世界陸上テグ大会で3位に入りました。

ただ石塚さん、着込んでますね?ボーダン・ボンダレンコは今年、屋外9人目の》彼にとっては、本当に遊びみたいな形で跳んでますから、この高さは》当然ながら余裕を持ってのクリアボンダレンコ、1回目で22cmを通過しています。 ずっと序盤からレースを引っ張ってまいりましたチェコの18歳、ドラホトバに現状の世界の女子のウォーカーの第一人者と言ってもいい世界記録ホルダーのラシュマノワ、そして、キルディアプキナという2人がぴたっとつきまして先頭争い4人、その後方に、中国勢です、劉虹。

一番前が4人、そして5位集団に4人、日本勢はもう少し後ろの方から追いかけてきますが今ちょうど大利が見えました。 》本当に自分の中での達成感があればいいと、本当にそういったものが求めていければという、大利自身も今回は世界の舞台で改めて、歩ける喜びを楽しみを感じられるような歩きができればという、そんな、今回へ臨む気持ちなんですけれども、今、先頭がターンいたしまして、後ろとの差、先頭グループ4人の中にロシア勢2人、キルディアプキナと世界記録保持者のラシュマノワ、今、渕瀬が遅れてドリンクのポイントですね。

周回も残り3周回、先頭はチェコのドラホトバを含んでそして世界記録保持者、ロシアのラシュマノワを含むそしてチェコのドラホトバ、そして追いかけてくるのが中国勢の2人です。

ラスト5kmはどういうふうにロシアの選手たち戦おうと思っていると思いますか?》やはり失格の勝負もそうなんですけれども、自分の精神面、肉体面とも闘っていくと思うので全選手精いっぱい頑張ってほしいと思います。 》石塚さん、前回大会の金メダリスト、銀メダリストが苦しんでいるんですね?なんと地元ロシアのドミトリク、2m22cmを2回失敗して、3回目です。 テグ大会の金メダリストがアメリカのジェシー・ウィリアムズ、銀メダリストがこのアレクセイ・ドミトリク。

先頭は依然としてロシアンビューティーのウォーカー、世界的トップウォーカーの2人、ラシュマノワ、キルディアプキナ、16秒の差で中国勢の2人が後方で4人を追いかけているという、》日本の大利久美が前を懸命に追いかけています。 オリンピック、世界陸上といった大きな国際大会は、今日のレースで競技生活としては、大きな国際大会に出るのはピリオドという節目の大会でもある大利ですが、そうこうしているうちに、先頭グループとまたちょっと後ろ、開きましたね?》開いてあとロシアのソコロワ選手が3位集団の先頭に出ました。

》給水のポイントで737番、前へ行きましたのがロシアの現在の世界記録保持者、ラシュマノワ、そして後ろに726番をつけておりますロシアのアニシャ・キルディアプキナ。 ラシュマノワは世界記録ホルダーでもありますが、今年のレースでも持ちタイムでも参加選手中トップということで、堂々たる実績の中で。 残る大きなタイトル、しかも母国開催の世界陸上、しかも前回まではオリガ・カニスキナ選手が3大会連続でとっていましたけれども、さらに今年はまた若い世代のチャンピオンが誕生しようとしております。

ルジニキ・スタジアムに祖国、母国の世界記録ホルダー、誇らしげにラシュマノワ、登場してまいりました。 ワン・ツーフィニッシュ目前というあるいはソコロワの状況によってはメダル独占の可能性もあります。 ロシアのラシュマノワ、見事に世界陸上初優勝、伝統を若い世代が引き継ぎました。 》劉虹、万歳してフィニッシュ、第3位、劉虹は3大会連続の世界陸上メダルです。

ロシアンビューティー2人のワンツーフィニッシュ、見事に世界記録保持者のロシア、エレナ・ラシュマノワ、まだ21歳、底知れぬ潜在能力を見せつけ》最初の10kmはほとんどロシア勢、レースしていなかったと言っていいと思います。 》優勝がロシアのエレーナ・ラシュマノワ、2位に同じくロシアのキルディアプキナ、ロシア勢のワン・ツーフィニッシュといいますと、6年前の大阪大会にカニスキナとシュマキナという両選手でマークしましたけれども、それ以来というロシア勢のワンツーフィニッシュということで、ロシア勢、本当に強かった。

特に警告2枚出ている選手は本当に精神面も肉体面もプラスして失格との怖さとも戦わなきゃいけないので、とても怖かったと思います。 》大利選手の背中はどのように映りましたか?》まだまだイケるんで、本当にやめてほしくないです。 》西塔選手自身も、この次に向けての刺激というか、何か新しい目標って、できましたか世界陸上を経て。

ここからSNSプロデューサーの為末大さんが質問に答えていく為末大の「セリクのミカタ」僕のツイッターに今、来ているんですけれども、イシンバエワ選手が引退するという噂が出ていますが、自分の気が済むまでやりたいという思いがあったので、イシンバエワ選手、ちょうど揺れてるんじゃないかと思うんですよ。 そんな感じでイシンバエワ選手も今回の跳躍は、かなり自分の進退を決めると思うので、気合いも入っていると思います。 ロンドンオリンピックの銀メダリスト、キナード、大きく腕を振ってクリアしてきました。

3回目、ここで姿を消すのか、もう一度、望みはつないでいくのか連覇をかけた戦い、ジェシー・ウィリアムズ。 》ウィリアムズらしい助走から踏み切り、スポンとはまるところが全く見られなかったです》これで2m26cmを越えたのは18人という結果。 優勝候補の筆頭、世界記録も塗り替えるというこのボンダレンコ、2m29、1回で成功です。 2m26の3回目でタイミングをつかんで彼独特の踏み切り準備のところでちょっと背中丸め気味にいくんですがバスケットボールのダンクシュートみたいな感じなんですけど》2m29は1回でクリア。

注目の世界新記録を狙いますボーダン・ボンダレンコ、そして、それを追いかけるバーシムは残っています。 そしてロシアのロンドンオリンピックのメダリスト、ユコフも2m29でトップを守って通過しています。 石塚さん、振り返っていかがだったでしょうか?》やはりボンダレンコ、ジャージーを着ても跳べるし、脱いでも跳べる、2回で予選通過ですからね。 》やはり今一番勢いに乗っているボンダレンコ、そして、それを追いかけるバーシムというところが予選をしっかり通過しています。

》バーシム選手、今日は予選通過することができてよかったです。 》千葉さん、絶対王者のファラー選手はいかがですか?》初日の1万メートルでも金メダルをファラー選手は獲得していまして、そこの金メダルから2日休んで今日の予選なんですよね。 5着までに入れば決勝進出ということですから、有力どころは、金さん、力を抑えながらという形になると思いますが》最後の切れ味が鋭い選手たちは、前半遅くても最後だけで、スプリント勝負で勝てるということでしょうからね。

》エチオピアといえば、ベケレ選手などがトラックの何連覇もするという伝統の種目なんですけど、いよいよエチオピアも世代交代といいますか、19歳のゲブリウェト選手はそれを象徴していますよね。 その中でバーナード・ラガト、現在5位、そしてエチオピアのアラミレウが5位につけて、そしてもう1人、エチオピア、上が緑、そして下が赤という身長の低い選手ですがゲブリウェト19歳は、かなり後ろからレースを進めています。

予選の第1組を制したのはエチオピア、ゲブリウェト、最後のスプリント見事でした。 日本勢として世界陸上、この種目初めての決勝進出を目指して日本の佐藤悠基、日清食品グループが登場してきます。 》佐藤選手、今回、1万mの方は右の足首の痛みがあって途中棄権だったんですが、この5000は私もロンドンオリンピックのときに解説をさせていただいたんですが、進化したという感じがしましたよね。 日本の佐藤悠基が日本人として初めてこの種目、決勝進出を目指してのレースです。

》佐藤選手、この間の女子の1万メートルの新谷選手のすばらしい走り、粘りを見ていますからそういったことも刺激になっていると思いますよ。 プラス5という、タイムで拾われる部分に期待が持てるのでちょっとスローペースというのはどうかなと、佐藤選手にとってはもう少し速いペースがいいと思いますね。 前回大会も4位、ロンドンオリンピックは5位に入った選手。

》かなり前の方でぐじゃぐじゃっていうぶつかり合いもあるんですが、佐藤悠基はその後ろで冷静に集団を見ながらレースを進めています。 日本人として初めて決勝進出を目指す佐藤悠基です。 》2人選手が遅れて、その中で佐藤悠基はその先頭集団12人の中にもちろん含まれています。 最後まで食らいついて、まずは5着までを目指すこと、そしてさらには10位以内に入ってあとはタイムという、その展開に持ち込みたい佐藤悠基です。 前の方に位置を変えている、現在8位に上がってきた日本の佐藤悠基。

》今、集団が分かれていますから、前の集団の最後、またものすごいスプリントだと思うんですけど、2番目の集団は、それほど上がらないと思いますから、そうしますと佐藤選手、残り1周、持ち味、スプリントを生かしてくれれば、何とか順位を7か8でゴールすれば可能性ありますよ、準決勝進出。 12分31秒ですから、一気にペースを上げればそのプラス5人目、さあ、佐藤悠基、可能性は十分にありますね?そして55秒ぐらいで走り切れば決勝進出が見えてくる、そんな展開に持ち込んできました。