今日のゲストは…というかこのゲストのお書きになった脚本にどれほど多くの役者さんが長台詞を覚えるのに大変だったか。 脚本家の橋田壽賀子さんです。 今日のゲストは1983年に手がけたNHK連続テレビ小説「おしん」は日本のドラマ史上最高の視聴率62.9%を記録。 ♪~きらめく曲っていうのは1曲目なんですか?「SouthOfTheBorder」…「国境の南」。 あの…言語学者になりたくて早稲田へは入ったんですけど早稲田入ったらなんか急にもう言語学が色あせて見えちゃってふふふっ。
それからテレビしかないから一生懸命勝手にいろんなものを書いて持ち込むわけですよ。 だって今の時代に比べたら女性が積極的に物を言ったりするっていうことは雰囲気的には難しい時代ですよね?でも私ね自分のこと女と思ってないんですブスだから誰もね声かけてもくれないしそういう意味ではすごく女を武器にしなくて猪突猛進でいけたからそういう意味ではすごくブスで生まれてよかったなと思いました。 でも二流だってずっと55年脚本家という職業を…。 だって一流は山田太一さんとか倉本聰さんとか向田邦子さんそういう人が一流なんです。
だいたい書く仕事は夜中型でいらっしゃるんですか?いや前はちゃんとお昼も書いてたんですけど「鬼」が終わった時点で急になまくらになりまして朝から晩までテレビ見てるんですよ。 熱海でご主人様が亡くなられたあとお1人暮らしでいらっしゃいますでしょ。 主人が生きてるときはやっぱりある程度緊張してまして結婚するときに「シナリオライターと俺は結婚する気はない」って言ったんですから。 それはシナリオライターの強みです。 じゃあお若い頃はやっぱりご主人様のお母様お姑さんと…。
長台詞になるのはやっぱり何もかも全部説明しようとするんですね。 普通のドラマってもっと50シーンとか…。 よそのドラマ見ててですよ。 あっよそのドラマ見てて。 違うかな?他の人のドラマもご覧になるんですか?見ますよ敵ですもん。 今例えばTBSで話題の「半沢直樹」。 結構ああいう激しいドラマ書けないんですよね。 じゃあもう完全に視聴者の…。 もう視聴者ですよ。 完全に視聴者ですよ。 でも冷静に見てあっこんなドラマ意味ないとかっていうのもありますからね。 NHKのもう一つヒットドラマは…「あまちゃん」。
参考にするドラマっていうのはじゃあTBSだけじゃなくNHKの大河ドラマとか…。 参考にはしないですねまあ若者向けのドラマも含めてどういうところがちょっと物申したいとこがおありですか?嫌いなものが多くなりましたね。 若者嫌いだから。 若者嫌いなんですか?嫌いです。 若者のドラマを書く気はまったくないですね。 若者分かんないんですよ正直言って。 でも「渡る世間」にも子供とか若者は…。 私の世界の若者で今の若者はあんないい子いませんよ。