「四川飯店」の陳建一さんにおいでいただいております。 材料なんか♪~ええ~陳さんにとって今でも記憶の中で輝いている曲はなんですか?そうですねやっぱね僕はね修業時代よく聴いてたのは荒井由実だね。 あっもう調理場で修業しながら?調理場はねアイドルタイムは音楽聴いていいの。 観光旅行に来てお金なくなっちゃってある中国レストランにアルバイトしにいったらそこにいたのうちの母よ。
もうトウバンジャンなかったんだから自分で作ったでしょ。 山椒とかトウバンジャン。 そうか日本人が四川料理って辛いと思ってるのはごく一部なんですか?うん。 やっぱり麻婆豆腐は国民食みたいなもんじゃないですか。 麻婆豆腐嫌いな日本人いないですもんね。 本場の四川省の麻婆豆腐っていうのはやっぱり違うんですか?やっぱり山椒が効いてるし。 唐辛子だけじゃなくてトウバンジャン…だから「麻」っていうのはしびれる。 だから麻婆豆腐の「麻」っていうのは2つ意味があって「あばた」っていう意味と「しびれる」っていう意味なのよ。
じゃあ麻婆豆腐もその本場のよりも日本風に…。 日本の山椒とやっぱり違うから決定的に。 やっぱ麻婆豆腐は違うのよ。 エビチリも四川料理なんですか?全然でもねエビチリの原形は違うの。 もうケチャップなんか入ってないの。 「なんだこれ!エビチリじゃない」って。 それをねケチャップを見つけちゃたのうちの父が。 今四川省のコックさん来ると食べると「美味しいこれ!」って。 ニューエビチリ。 なぜかっていうと日本人ってスープラーメンとかうどんとかそばとか入ってるじゃないですか。
トリュフとかね。 あっトリュフ。 トリュフ!なんだこれはってね。 だからよくスタジオでねこれね今だから言えるけどさトリュフをポケットに入れてよく店に持って帰ったよ。 じゃあ陳さんにとってもあの番組で料理人としてこうもっと世界が広がった感じ…。 調理場にいれば料理やるの俺は。 自分のイベントは必ず全部自分で料理するの。 料理人っていろんなタイプいるんですよ。 だからどれが正解かじゃなくてねいろんな料理人がいるからこの世の中はおもしろいわけ。 もうすごいこんななってさこう作る料理人もいるわけ。
ホウレンソウとリンゴと…」って5つをパッパッと言ったわけよ。 毎年一緒に旅行行くしさ。 毎年旅行行くんですか?うん。 中国旅行行くんだよ。 中華以外の得意料理は何?パスタだね。 どんなパスタですか?そりゃあもう一般的なやつよ。 ナポリタン。 ナポリタン。 で店でやる場合だったら上海蟹のミソの日中友好パスタとかね。 昔ある中華料理屋さんで聞いたのはやっぱりそう全部に全力投球できないからお客さんによって大事なお客さんっていうときとまあ今日はいいかなっていうお客さんとちょっとこう力の入れ方を違うようにするって。
でもあの~時々ほら料理教室っていうか料理番組に出てらっしゃると家庭の主婦のために料理を教えてらっしゃる…。 そういう料理がある。 全員が美味しい料理なんてこの世の中に存在しないから。 あははっ!誰が食べても美味しいなんていう料理ないんですよ。 だから自分を信じて自分が美味しいなと思った麻婆豆腐を出してるだけなのよ。 一生懸命作るだけだよ。 どんな料理食べたいかって問いかけたときに一生懸命作った料理食べたいに決まってんじゃん。
調理場で。 だって調理場なんてあんまりお客さんと接することはない…。 ウェルカム。 へえ~!ド~ンと!そしたらお客さん来たときみんながウェルカムするわけ。 目指すはディズニーランドだからね。 ディズニーランド?楽しいじゃないですかディズニーランド。 調理場がディズニーランドであってほしいなと。 うんだからね一つのものを作るんでも例えばじゃあ「麻婆豆腐お願いします!」って言われたときにね「はい…」。 「麻婆豆腐お願いします!」「いいよ~!」全然違うから。 うちは調理場で怒っちゃいけないんだよ俺は。