浅見光彦49 不等辺三角形

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22:48:09▶

この番組のまとめ

松重閘門東洋のパナマ運河と称された 水門は その役割を終え名古屋市の 指定文化財として 今に残る4日前 この運河で 男性の水死体が 発見された正塚屋の河村と申します。 室町時代からの 家柄で先祖は 織田 信長公の寵臣として お仕えしておりました。 えっ? 織田 信長公?信長公の没後武士を捨て 商家を起こし 百貨店などを 開業して名古屋の近代化に 大いに 貢献しました。 と いいますと?うちの別邸の 陽奇荘に 古い仙台箪笥が ありましてね。 陽奇荘の案内は この河村が。

現在は 柏倉さんが 管理されていたんですね?ええ。 柏倉は 戦後の陽奇荘の 生き字引。 柏倉の おじさまが 住んでいた マンションです。 正岡さんというと あの陽奇荘を お持ちの?いや。 確か 今の刑事局長は 浅見殿と。 浅見刑事局長殿?殺害された ガイ者はあの松重閘門の 運河に 遺棄されておりました。 こちらの浅見さんは ルポライターで 名探偵なのよ。 「名探偵」は 勘弁してもらえますか?浅見さん。 柏倉の おじさまが陽奇荘の骨董品を 外部に 売り払っていたんじゃないかと。

仙台箪笥の 一番の特徴ですね。 五言絶句の漢詩。 五言絶句。 それは 分かりませんが 漢詩の素養がありしかも あの陽奇荘と つながる人物となると…。 それが 何とうちの ガイ者の 柏倉 哲の 身辺調査から重要人物が 浮かびましてね。 名古屋と 仙台。 2人の被害者が つながっていた名古屋の 柏倉 哲。 あの男?五言絶句の漢詩に 織り込まれた 「岩」と「澤」の 二文字から岩澤 良和の 本籍地の 丸森を訪ねた結局 跡取りが いなくて 途絶えちゃったのよ。

この丸森から 名古屋の 正岡家に嫁いだ正岡 雅子さんこそがあの仙台箪笥の 本来の 持ち主なんです。 10の蔵に 囲まれた 本屋敷蔵が 母屋を守っているようだ名古屋の名家 正岡家に嫁いだ 正岡 雅子旧姓 岩澤 雅子の 実家であり 今は 郷土館になっているかつての 岩澤家の繁栄が岩澤家。 どちらの事件にも雅子さんの 仙台箪笥が 関係していると 思われます。 正岡家は 汪 兆銘と その一族を 陽奇荘に招いて手厚く もてなしたそうです。

それを たどる 手掛かりが この漢詩と在不等辺三角形之重心。 名古屋の陽奇荘は 知っとりますよね?その陽奇荘から持ち出された 骨董類の買い取りを しとりましたよね?この男が 持ち込んどったはずですが。 父は 震災の被害に遭った たんすの修理も陽奇荘の仙台箪笥は 商売抜きで 仕上げて実は お母さまの仙台箪笥から これが 発見されました。

それが 暗示するものは 陽奇荘の 梅の木古美術品を 売買する 地下の闇市場を 取り仕切るブローカーです。 古美術商の 坂城だとしたら 動機は?ですからそれは 財宝を 独占するために。 その 財宝が 梅の木の下に 埋まっているということ何で 知ってたんでしょうか? 果たして 坂城か どうか?柏倉 哲と 岩澤 良和。 どんな事情が あってなんでしょうか?お父さん?美誉からも 聞いていますが浅見さんの 事件に懸ける 粘りと 情熱には 感謝しております。