佐伯先生？へえ～。 今日は 面接日じゃないはずだろ！？何やってるんですか！？動物園 行った？３回目のデートで？いたわよ パンダ。 佐伯先生 怒ってる。 どうした？佐伯先生に ちょっかい出して 逆襲されたんです。 逆に 正樹さん側は 開業医で 絶えず 自宅にいることまた 同居している父母が 面倒を見ると主張したことから親権は 正樹さんが 持つことになり佐伯先生は 月に一度の面接交渉を 認められた。 しかし この面接交渉ってのは強制力がないんですな。
面接交渉を履行しないのは 向こうのほうです。 いい？ この件は 事務所全体に 影響を及ぼしかねない。 高木さんは 佐伯と和希ちゃんを 会わせない理由として和希ちゃんが 会いたがってないと 主張している。 ただ 会わせないというのを娘さんと会えないことにより佐伯先生が被った 精神的苦痛の対価。 払いたくなかったら 面接交渉を きっちり履行しろと。 それによる 精神的苦痛というやつですよね？受け取らなかった？当然でしょ。 受け取ったら 面接交渉に関する話は一応 解決したことに なってしまう。
肝心の 高木さん側の養育状況は？ええ まだ 調べてる最中なんですが高木さんは開業医ですが どうも この２年ほどは近くの東京共済病院にも 診察に行ってるみたいなんです。 一方で 佐伯さんは地方勤務が義務付けられてる 検事を辞め 弁護士に転向。 佐伯先生に 有利になってきてますよね？うーん。 ここまで離婚時の契約と 和希ちゃんの監護 養育環境が違っているっていうのは 大きいですよね？ああ。
あそこにいるのが 高木和希ちゃんです。 高木和希ちゃん？うん。 つまり 以上のような 監護 養育環境の変化によりこちらとしては 家庭裁判所に親権者変更の申し立てを することもできるんです。 そういうことですね？高木さんとしては 再婚も 考えてらっしゃると。 それで あなたは 和希ちゃんを佐伯先生と 徐々に 会わせないようにしていた。 正式に 再婚が決まる前に 万一 あなたに知れたらそんな騒ぎでも起きれば再婚自体が ダメになるんじゃないかって。 それで 和希は どう思ってるんですか？その再婚に。