名奉行!大岡越前2 #6

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佐竹…?佐竹宗次郎ではないのか!?追え!はっ!いた!お父上!おお香織。 お主…さっきの?事件が起きたのはそれから数日後の事だった♪~なに…辻斬り?殺されたのは日本橋の菱屋庄兵衛。 お前と藻世殿の祝言を陰ながら見届けたら藻世殿!利一郎様!どちらへいらしていたのですか?今日は打ち掛けのお見立てにご一緒してくださる約束でしたのに。 急な所用って?まさか佐竹宗次郎に会っていたのではないでしょうね?いや…。 まだそうやって佐竹宗次郎を庇うのですね。

あろうことか村松藩江戸家老筧殿のご息女だったのです。 殺された菱屋のそばにこの根付が?柴田利一郎…?娘はそこに控えている留守居役柴田利一郎とこの月末祝言を挙げる事になっているんです。 ですが大岡様…佐竹をそうさせてしまったのはご家老なのです!このような不祥事がご公儀の耳に入れば村松藩はお取り潰しになりましょう。

本日の白州は村松藩にも深く関わる吟味なれば留守居役柴田利一郎殿筧殿ご息女藻世殿にもご臨席を願った。 大岡様は村松藩をお取り潰しにはしないと約束してくださった。 これが表沙汰になればご公儀に村松藩お取り潰しの口実を与える事になる。 佐竹…!?お前が脱藩なんかしたら誰よりも藻世殿が悲しむ。 なに…!?柴田様が…父を…!?柴田は誰よりも村松藩の事を考えている男です!私はただの役立たずですが柴田は違う!村松藩のためにはなくてはならぬ男なのです!だから全ての罪を被るというわけか。