北海道恵庭カントリー倶楽部。 ファイナルラウンドの競技は中止になったんですが、トップで並ぶ、比嘉真美子とイ・ボミが、3ホールでのプレーオフで優勝を争っていきます。 まずはどちらから行くか、プレーオフ1ホール目、この美しい、浮島風のティーグラウンドから放っていきます。 ティーグラウンドには、15分前ぐらいですか、ただ、キャディーさんとにこやかに、談笑してますが、心の中は緊張でいっぱいだと思いますね。 2人のためだけの、この恵庭カントリー倶楽部。
互いの意地がぶつかる日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯、頂上を決めるプレーオフ。 優勝者には大会杯、文部科学大臣杯に加え、コニカミノルタより純銀製のコニカミノルタ杯が贈られます。
さて、ごらんのロレックスランキングは、女子プロゴルフの世界総合ランキングです。 まさに同郷、先輩、後輩、いろんなところで、刺激を受けるそしてきょうもまた見てもらうんですが、全体的にはパッティングの調子、ショットの調子、すべてよくて、特に、長いパットの距離いきなりこの距離というのは嫌ですよね。 例えばファイナルラウンド、通常行われていたとしても、最初のパッティングは18ホールある中の1ホール目。
まずはティーショット、森口さん、前のほうのパー3で、20メートルのバーディーパット、基本的にはフェアウェイを多くキープしていった、イ・ボミです。 フェアウェイが一番ベトスボジション、変わらないんですが、ラフに入れるならば、左のラフのほうがいいですね。 イ・ボミ、比嘉真美子、3日間11アンダーでトップタイの両者の戦い。 去年の選手権は、裏方として、ルーキーでしたので、ルーキーキャンプとして大会を支えた立場でしたが、1年たって、優勝争いをしている19歳の比嘉真美子です。
これはさらに奥という、イ・ボミのセカンドショット。 セカンドショット、ごらんいただきます。 非常にラインが出やすいショットをミですが、スイング自体は悪くないんですけれども、やっぱり気合いが入っているという感じの。 いうところのアドレナリンが、ティーショットでも、それはうかがえますね。 同じ面につけるということでは、2人、最初の目的というか、このセカンドショットの目的は達してますが、グリーンをマークできて、ボールがふけるのと、ボールがふけないのでは、イ・ボミさん、距離もありますし、どうでしょうね。
比嘉のほうが、後からパッティングを打つという状況が続いて、このプレーオフ3ホール目。 リプレーでティーショットをごらんいたプレーオフ1ホール目の緊張感とは、また違った顔になってきましたかね。 ただ、ショット的にいうと、比嘉さん、2回バーディーチャンスを逃しているという状況なんですよね。 比嘉真美子です。 もしかしたら、正面の池まで届いてしまうんじゃないかというような比嘉の豪快なティーショットでした。 そして傘を差しながら、比嘉真美子。
ボールが止まったときに、ちょっと打面に、泥か芝がついたような感じがするのは、ボールの次のセカンドショットの飛びに影響があるかどうかですね。 そして、そのイ・ボミをはるかオーバードライブしていった比嘉真美子。 何か、1つリミッターを外したようなティーショットでした。 先に打っていったイ・ボミが、ラフからの比嘉真美子。 52度を使うと思いますけども、ラフからのショット、非常にうまくいってるんですよね。 チャンスにつけた比嘉真美子。
プレーオフはサドンデスに入っています。 ここまで、これがサドンデスも含んで、プレーオフ、4ホール目なんですが、言えないんですよね、このサドンデスというのはね。 合計プレーオフ、次が5ホール目に挑んでいく比嘉真美子とイ・ボミです。 プレーオフ、サドンデス、2ホール目に入っていきます。 いうところのカップ切りかえ作業が、サドンデス1ホール目を戦っている間にこうやって行われました。
比嘉のティーショットです。 第46回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯、ファイナルラウンドは中止となりました。 比嘉真美子、イ・ボミの決戦となったんですが、ごらんのように、プレーオフ、サドンデスに突入しています。 イ・ボミのティーショットをごらんいただきますが、常にこれまでは、プレーオフ2ホール目の15番のセカンドショット以外は、すべてイ・ボミが先に打ってという展開です。 こぶしを握った比嘉真美子。
先ほど、ドライバーを握って、池の手前まで運んでいって、ラフまで行ってしまった比嘉真美子、ドライバーは握りませんでした。 ボールのポジションがですね、いいところだとは思ってないと思うので、ただ比嘉さんのこの池に入ったティーショットを見て、これは池の処置をしているわけですけれども、上空のセーフティーゾーン、通ったところというか、セーフティーゾーンの境界線から今、2クラブをはかって、セカンドショットを打ちます。
息詰まるプレーオフを制し、イ・ボミ、選手権初優勝。 そして、優勝インタビューに臨みます。 メジャーの試合で、初の優勝だから、本当にうれしいです。 この選手権初優勝、改めて、戦いはいかがでしたか。 ABCの枝松順一アナウンサーがインタビューをしてくれました。 イ・ボミ、笑顔、そしてその後、思わず涙ぐんでというような、本当に張り詰めたプレーオフを戦った、その感触を存分に出してのインタビュー。