暴れん坊将軍11 #6

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兄さんを元通りにして返してよ!おかよさん!よさねえか!返して!私に返して!兄さん!兄さん報告書を見る限り今のところ疑いの余地は…。 文吉の気持ちを弄んだあげく死に追いやった身勝手な女だと…。 大丈夫!そんなことでへこたれるほどヤワじゃありませんから。 お前本当に大丈夫なのか?平気平気!さ夕食の支度しなくちゃ…。 線香を上げさせてもらってもいいかな?どちら様ですか?徳田新之助という者だ。

身分の壁を破って要職につきましたが中でも奥野主馬は甘い汁を吸う側に回ってしまってなければよいが…。 不肖有馬彦右衛門歳はとってもまだ腕に衰えはございません。 私は自分の気持ちばかり大事にしてどうしたら許してもらえるの…?どうしたら私のしたことは償えるの…?ふざけたこと抜かしやがって!こらやめんか!やめんか峰次!バカ野郎!ケンカの原因はなんだ?黙ってちゃわからねえ!頭!あいつらあることないことお杏さんの悪口を言ったんですよ。

だからもうめ組には…!お杏待ちな!新さん…!文吉が死んだことでお杏はずっと自分を責めてるんだ。 もも泣き虫じゃないもん!奥野主馬の作事奉行昇進後公儀発注の工事の仲買は秋葉屋が一手に握り莫大な利益をあげています。 あの夜石町の鐘つき堂を出た文吉がおかよの住む横山町へそのことと無関係ではないはず…。 自殺に見せかけ殺されたのかもしれん〕公儀発注の工事で浮かせた金がここに眠っているとは誰ひとり考えまい。 文吉に金を運び込むのを見られて肝を冷やしましたが〔飲め!〕〔たらふく飲みな!〕徳田様…。