黒柳徹子:これ、30年前の今日のお客様なんですけど。 本当にキレイなお美しい方だったんですけど、生田悦子さん、今日のお客様です。 生田悦子さん、今日のお客様なんですが。 さてさて、今日、お久しぶりにお目にかかったら、御髪が真っ白なので、相当、驚きましたんですけど、それは、どういう事で?生:いやもう、あの、ちょっと生:ええ、あのね、20代の後半ぐらいから、ちょっと病気、大病しましたんで。 黒:まあ、ビックリしません?60ちょっと手前で。
でもまあ、とにかく、そういう、あなたが、お強いご性格なのにかかわらず、いいやって思って、ご結婚なすったんだから、それは、よかった方だなって思うのは、ご自分がやっぱり、偏屈な人間…。 黒:「なぜ、独身でいらっしゃるのかとか」「なんかあなた、ご自分でもおっしゃるぐらい、ご自分で偏屈な人間って、本当?」生:「偏屈です」黒:「ご自分でおっしゃるんだから面白い方で」「どういう時、偏屈だって思います?ご自分の事」生:「すごく頑固だしね」「本当に曲がった事が好きじゃなくてね、中間色がないんですよね。
お料理はね」「だから、お掃除とお洗濯はいいけども、あとは…」「ごはんは、ちょっとパスさせていただきたい」黒:「へえ、珍しいですね」生:「台所立ってると、イライラするんです」黒:「あれ…」「召し上がるのは好きなの?」生:「大好き」黒:「人が作るのはいいの?」生:「もう、なんでもいいの」「だから、文句言わない。
黒:本当?生:おみおつけ作って、一生懸命作ってて、作るの忘れちゃって、あ、いいやと思って、インスタントのありますでしょ?あれを、スッと入れてね、で、出したら、「いやあ、悦、今日のおみおつけおいしいね、最高だね」って言って…。 黒:今まで出したものはインスタントであり、買ってきたものでありっていうのは、わかんない方がいいと…。
でも、タイミングとかいろんな事で、ちょっと、うまくいかなかったんですけど。 私、やっぱり、それと、いけないのはね、やっぱりちょっとね、男の人に尊敬して教えてもらおうっていう気があるから、どうしても、年上の人になっちゃうんですよ。 生:じゃあ、今度、ご紹介しましょうか。 生:でも、たまたま、お友達の紹介だっただけの話で。 黒:それで、あなたもそんな、婚姻届に、なんでも老眼鏡がなかったけども、お書きになったんですから、それはもうよかった。 あんなおとなしいご主人に門限作って…。
顔から突っ込んで大怪我してね、眼鏡から何から、全部ダメにしてね。 黒:相当、面白い人ですね。 黒:門限してもいいから、「適当に帰ってきて、ちゃんと」って、おっしゃれば?テレビで、そういう話になったら、私がそういう風に言ったって。 黒:でもまあ、そういうご主人だから、まあね、そんな、60近くなって結婚なすって、黒:ところが、そのおじい様という方が、ビックリしたんですけど、九州で、すごく有名な…。 生:にわかって郷土芸能がございましてね。