黒柳徹子:可愛い3人のお子さんのお父様が、今日のお客様でいらっしゃいますけど。 ご長男の、一番左側の坊ちゃんの名前は、武君といいます。 黒:浅草キッドの水道橋博士でいらっしゃいます。 水:お茶の水博士。 黒:お茶の水博士。 水:お茶の水博士の、御茶ノ水の一歩手前で、水道橋。 さて、この水道橋博士という方は、岡山の倉敷の、お蔵がいっぱいあるような黒い塀の…、いわゆる、倉敷のお坊ちゃまでいらっしゃるんですってね。
でも大学…、たけしさんに弟子入りしようと思って、大学へ行くんですけど、それもまあ、全部、口実で。 明治大学入ったんですけど、取得単位ゼロで、全部で4日しか行ってないですね。 黒:たけしさんも明治大学だった。 みんなが進路決まった時に、俺は、なんで、ここに、東京に来たんだろうと思った時に、もう一度、弟子志願を始めて、やり直したって事ですね。 水:だから、何か、ネタ見せをやったとか、才能見せた…、そんな事は何もないし、そこにいた、偶然いた人全員が、その時に弟子になった。
黒:「ピンクコント」。 このピンクコントは、誰がやってたんですか?水:ピンクコントは、僕たち芸人がやるんですけど、当時、入ったばっかりで、何も出来ない頃で。 で、親戚に…、正芳っていうんですけど、「まさちゃんって、どうしてるの?」って、「就職決まった?」って言ったら、いつも「フランスに留学してます」って言ってたんですよ。 水:だから、フランス座にいるっていう事はわかってるんですけど、ほぼ…、まあ、僕としては消息不明だったんですよ。
その、思春期で、真面目に働こうと思っても、自分みたいな者が真面目に…、本当は、ルポライターみたいになりたかった時期もあるんですけど。 で、あなたはお子さん3人いらっしゃって、えーと、今の武君が小学校4年生。 何年生?水:7歳、小学校1年生です。 富士山へ…、見えるところへ、よく行って。 黒:あなた、富士山といえば長男を富士山に乗せ…、乗せたっていうか…。 水:富士山を乗せた?黒:違う…、富士山に連れてった。 僕自身が、タレントになってから、あまり計画を立てずに、あらら!雷?水:いや、風の音ですね、これは。
それで、まあ、山頂へ、観光客の方、次々、訪れるんですけど、ちょっとした顔バレしてますから、子どもを無理やり連れてきて…。 黒:水道橋博士が子ども連れてきて…。 しかも、子どもも「ヘリコプター呼んで!」とか言うんですよ。 だから、普段、ヘリコプターを呼んでるような、ドラ息子じゃないかみたいな…。 だから、フルマラソンと同じぐらいな感じで。 水:ちゃんと、高地トレーニング、ちょっと、100メートル、上に上がっては下りてみたいな、高山病にならないための方法があるんですけど、そういうのを…。
さて、その水道橋博士の、子どもを教育する三原則っていうのがあるそうですけど、それを、ちょっと…。 えーと、「母親主権」、「親バカに照れない」、「親の自主性を尊重する」っていうのを…。 黒:親の自主性。 僕自身は、もう、テレビを出るっていう事ぐらい個人情報がもれてる事ってないと思うんですよ。 テレビに出てる時点で…、子どもも含めて、テレビは前提としてる、仕事をしてるっていうのを子どもに言って、もし、君が出たくないんだったら出なくてもいいしっていうような感じで。
だから、キャッチボールなんかは、親がやらないから…、運動神経、遺伝するわけじゃなくて、黒:どっちが?水:僕がです。 初めて行ったサーフィンの、一番最初の波で、この、ロングボードがグワーッと波に巻かれて。 それで、ここを300万円ぐらいかけて、全部、インプラント…。 やっぱ、それは親の自主性で、僕の自主性でやってたんですけど、結果的には今、サッカーやってて。 黒:まあ、そんな訳でお父様と、あんまりお話しになる機会なかったんだけど、ある時、岡山へお帰りになって、お父様の書棚っていうんですか、本棚…。