黒柳徹子：そう、こういう格好で、日頃、農業をやってらっしゃる方が今日のお客様なんですが、実は歌手でいらっしゃるんですよ。 上條恒彦さんです。 上條恒彦：こんにちは。 この間、永六輔さんと中村八大さんのコンサートがありまして、その時にいらっしゃって、お歌いになったりしたんで、お会いしました。 歌手でいらっしゃいます、上條恒彦さん、今日のお客様です。 黒：あら！上：最初は、まあまあ…、可愛いですからね、許してたんですけど、この頃、個体数が増えちゃって…。 もう、家族一同、全部来るんですね。
もう４０年以上前？黒：それで、『ステージ１０１』っていう番組で、スタジオ１０１が、ＮＨＫに出来てすぐの時だったから、あの大きいスタジオいっぱいに使ってね…。
黒：孫？上：ビックリして…。 黒：うわー！上：もうビックリしました。 あら、可愛い！本当に可愛いわね、女の子ってね。 だから、可愛いっていうより、ビックリしましたね。 自分の子どもを育てている時より一生懸命ですね。 上：なんか、ビックリします。 黒：『屋根の上のバイオリン弾き』をあなたがやってらした時に、テヴィエをやってらした時に、なんか、身の回りの事を世話する付き人でいらしたとかって本当？上：そうなんですよ。 ちょうど旅公演の前にね、僕の付き人やってた方が都合で来れなくなっちゃって。
こんな具合にはいかないと思うわ、きっと、私、写真撮った時。 可愛いわね、奥様って。 山で子ども産むの大変でしょう？上：大変。 山での生活自体が大変ですからね。 黒：今は、お二人なんですって？奥様と。 上：二人暮らしなんですよ。 上：甲斐駒ヶ岳。 黒：甲斐駒ヶ岳。 甲斐駒ヶ岳。 二千九百何メートルありますからね。 で、子どもたち全員呼んでさ、そこで、手振ってもらうのよ。 上：今、携帯電話があるからね。 でも、やってみれば？大変なの？やっぱり。 上：大変でしょ。
黒：さて、１６歳年下の奥様とお二人だけになったもんですから、外国旅行なんか行こうっていうので、この前、外国へいらしたんですって？上：そうです。 ずっと楽しい旅だったんですけれども、さあ、いよいよ帰ろうっていうんで、その朝に、フィレンツェの空港へ行ったらば、飛行機が風で、パリからの飛行機が来ないっていう…。 フィレンツェから日本には直接はないから、パリから経由するのを…。 黒：あなたは常々、マネジャーっていう人が全部やってくれて、「はい。
上：親切ですね。 で、知らなくても親切にしてくださった。 親切ですよね。 黒：親切です。 でもね、キレイなとこですよね、イタリアという国も。 これ、どこですか？上：これね、ヴェッキオ宮殿かもしれませんね。 黒：あら、キレイな建物！上：これはドゥオーモのあそこですよね。 有名な、あの大きなドゥオーモの。 なんて、この建物のキレイな事。 上：もう世界一！黒：あ、本当？上：キレイだった。 黒：キレイで。 上：あれがポンテ・ヴェッキオですね。 黒：ポンテ・ヴェッキオですよね。