黒柳徹子:どうも、あけましておめでとうございます。 でも、なんか、年末年始は、山に、こもってらっしゃるって、いつも。 今年も?神田正輝:ずっと、もう、スキーして。 黒:お正月は、山に、こもっていらっしゃるそうですけど、神田正輝さん、今年はどんな風にお暮らしだったんでしょうか。 黒:なんか、志賀高原なんですって?いつも。 子供の時から、ずっと行ってるんですけど、大体、暮れから年明けまでは山にいて。 私、子供の時にね、志賀高原へスキー行ってたんですよ。 神:多かったですね、志賀高原ホテル。
黒:石原裕次郎さん?神:ええ、いらっしゃって。 黒:その時は、石原裕次郎さんっていう方が映画スターって事は、もうご存じ。 そしたら、さっきお話しした小林正彦っていう専務が、「馬鹿野郎、1話っていうのは、1話から最終回までだろ」って言われて。 三十何本…、39本かな。 ビックリなすったでしょ、1本っていうのは…、芸能界の1本は38本だって。
黒:「神田正輝さんがお生まれになった時に、お母様の旭輝子さんが、最初に、こう、見た時に、えらが張ってるかどうかっていうのを、すごい気になすったって本当なんですか、それは」旭輝子:「生まれてね、そばへ寝かされた時、ああ、細い顔でよかったと思ったの」黒:「ねえ。
黒:でも、お母様がお書きになる色紙に、いつも、お母様がお書きになるのは、結構決まってたんですって?神:はい。 1つは、金語楼さんから頂いた言葉らしいんですけど、僕は定かに知らないんですけど。 金語楼さんっていう方は、喜劇をね、おやりになった方なので…。 神:柳家金語楼先生ですね。 おふくろが教えてくれたのは、キャッチボール、野球と、自転車とか。 野球とキャッチボール。 でも、身体能力っていうんですかね、お母様、きっと、運動神経よかったんでしょうね。
で、車掌さんに「鎌倉どっち?」って聞くと、「あっちの電車乗りなさい」って言われて。 黒:でも、そんな小学校2年生の時に鎌倉から赤坂へお通いになるのに、なんか、おにぎりとサンドイッチと、なんか持って、お家を出るんですって?神:うちで作ってくれるんです。 黒:だって、朝6時に乗って、8時に赤坂行くのに、新橋で…、新橋?降りるなんてね。 黒:サンドイッチとおにぎり持ってきた時と変わらない?神:変わらないですね。 でも、お母様っていう方は、すごく面倒見がいい方で。
ラジオが公開放送とか盛んな頃でしたね。 神:テレビは全部、生の時ですよね。 もう全部、生です。 それを全部、生でやったんですけど。 生の、その時もイヤなんだけど、ビデオになって、ずっと1本通して、終わりの方で間違うと、始めから全部撮り直しって、1本を編集出来ないっていうテープ、あったでしょ。 ドラマやってて、収録なんですけど、酔っ払ったお芝居をしてて、椅子が倒れちゃったんですよ、立ち上がった時に。
例えば、小さい時にお会いした朝丘雪路さんだとか、来ると、もう、生で「正輝ちゃん」って言われるんですよ。 この間ね、森繁さんの会があってね、北大路欣也さんがいたのよ。 すっきりしてらっしゃるっていうの、やっぱり、歩いたりっていう事がよいのかしら?神:僕は、だから、エスカレーターとかエレベーター、なるべく使わないようにして、階段を、足の半分だけ、黒:じゃあ、そういうところで体操も出来るっていう感じ?何千歩、何万歩っていうぐらいですよね、きっと、それね。