黒柳徹子:どうも、おめでとうございます。 日馬富士公平:おめでとうございます。 黒:先場所、6度目の優勝という事で、横綱・日馬富士公平さんに、おいでいただいております。 一番、私、ビックリしましたのは、この頭、お結いになるとこ、さっき、ちょっと、チラッと拝見したんですけど、後ろ、ぐるぐる巻きに巻いてあるので、夜、お休みになる時は、これは、切ったりなんかして、寝るんだろうと思ったら、下向きに寝るって、まあ、そんなに崩れない。
まずですね、6度目の優勝、去年の11月に優勝なさいました。 黒:どんなお気持ち?日:5場所ぶりの優勝だったので。 毎場所、毎場所、あの…、優勝決定戦、残るぐらいの成績を残さなきゃいけないので。 日:そういう事が、あんまり、いい成績が残す事が出来なかったので、先場所は…。 日:まあ、今…、若い頃は、1日、本当に、110番とか、1日で、それぐらい相撲、練習してました。 そしたら、親方は、「親方という人は、これをリンゴって言ったら、あなたも、リンゴって言うべきだ」って。
それで日本にいらっしゃいまして、日本をご覧になって、どうでしたか?日:そうですね、当時、着いた日に雨が降ってまして。 今も同じ考えですか?やっぱり、ちょっと狭い?日:今は、もう、全然、普通…、結構、広いんだなと思ってます。 モンゴル、海がないので、刺し身とか、どうなってるんだろうなって思いましたね。 すぐ、モンゴルに、お母さんに、手紙、書いたんです。 多分、うちの部屋のちゃんこって、結構、おいしい方に入ると思いますね。 部屋に来た、後援会のお客さん来ても、女性の方で、5杯を、大体、食べますよね、みんな。
当時、モンゴルから来た時に、アイスクリームを腹いっぱい食べてみたいって、夢がありまして。 モンゴルって、どういうとこなんですか?日:そうですね。 モンゴルって国は、大草原で、本当、緑の海ですね。 黒:ぜひ、私の夢は、モンゴル行って、子どもに教えてもらって、草原で、馬に乗る事なんですね。 黒:よろしく…、あ、本当ですよ?黒:ところで、あなたは、モンゴルで、美術学校に行ってらしたと?日:そうなんです、はい。 モンゴルで、たまたま、ちょっと絵を描く事が好きで、美術学校に、テスト受けたら受かって。
これはですね、この絵は、僕、大阪で…、大阪の堺の方で、あるスナックで…、あるちっちゃいスナックみたいなところで、海って事は…。 美術学校に行ってらして、絵描きになりたいって思ってらした方が、お相撲になるっていうのは、どういう?日:もともと、僕、スポーツが大好きで、柔道やってまして。 あ、柔道やってるところで、朝青龍さんが…。 日:そうです、僕の大先輩なんですね。 黒:大先輩だったんですってね、その柔道のとこで。 日:そうです、先輩がいたので、ビックリしました。
それは、当時15歳の時に、モンゴルで自分の個展を出して。 じゃあ、あなたの本当のお名前は、モンゴルのお名前ですけど。 ダワーニャミーン・ビャンバドルジさん。 日:ビャンバドルジ。 黒:ビャンバドルジ。 黒:日馬富士さんは、ご出身地を、もちろん、モンゴルではいらっしゃるんですけど、お父様の出身地を、出身地にしてらっしゃる?日:はい、そうですね。 日:その、父の実家のゴビ・アルタイっていう、アルタイ砂漠を自分の出身地にして。
日:法科大学の警察部なんですよ。 だから、大学も法科大学なんです。 黒:法学部?日:法科大学生なので。 黒:法科大学、うん。 日:まあ、それも、モンゴルででしか出来ないので。 黒:ちょっと付け足しますと、さっきおっしゃった、あれは、国立の法科大学だそうでございます。 で、法科なもんですから、そこの試験を受けて、警察官にもなれるんだけど、弁護士にもなれると。