浅香光代:「そのまんま、これを、その時は呼吸を大きく吸って、吐いて、真面目にやってください」黒柳徹子:私、ずっと笑っちゃってるんですけど…。
浅:本当、痩せすぎちゃった。 お客さんがさ、「まあ、浅香さん本当にキレイね」って言うと、私は本当にバカだから、本当に自分がキレイだと、いい女だと思い込んでたの。 これはね、あんまりパコッとしちゃうと具合悪いでしょ?でも、もう少しね、私は、ここから太ってたんですよ。 医者がね、「浅香さん、あれですよ。 ご主人はどうしてるの?世志凡太さん。 黒:なんで?だって、結婚したっておっしゃったじゃないの。 あ、これ、結婚式。 浅:だから、私ね、ほら、世志凡太っていうのがさ、ジャズでしょ、ズージャの方だからね。
私はね、一緒になってもね、うまくいくかどうかが、自分で自信がないから。 「浅香光代じゃね…」って。 1クールのつもりでいたらね、ふっと気が付いたらね、ビックリするでしょ。 そしたら私ね、本当に三月で…。 だから向こうもビックリしてんのよ。 黒:だから、私たちは、その事を全然知らなかったわけだから、お子さんがいらっしゃるって話も、別に聞かなかったんだけれど。 じゃあ今日、皆さんビックリしちゃうわね、きっと。 それは浅香光代さんだから、余計ね。
黒:なんて呼ばせたの?浅:だから、「先生」しか言ってないんです。 黒:みんなが呼ぶように「先生」って呼ばせたの。 もう、なんか時代物ね。 時代物じゃない?なんか。 浅:だから、「どうしたの?」っつったらね、「お弟子さんが、先生が休んでるから上がっちゃいけないって言われた」って言うの。
黒:でも、その子たちの生活費は、もちろんね、浅香さんが出してらしたんだからね。 その、おなかが大きいのが、どうして、座員にもわかんなかったかっていうと、ビックリしたんですけど、昔の浅香さんのいでたちが、座長のいでたちがね、これ、確かにわかり…。 浅:だからね、ちゃんと結婚して…、じゃなきゃ本当ね、向こうのね、先生がさ、奥さんと別れるって言ってくれたの。
「男はね、浮気出来るような男じゃなきゃダメよ」とか、余計な事、言っちゃって。 浅:私は、それでね、「ちょっと仕事があるから」っつってね、「じゃあ、失礼します」っつってね、スーッとね、本当に踊り、何を踊ったかさっぱりわからないんで、自分でほら、泣いた手だとか、そんな手になっちゃう。