おかしな刑事5

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この番組のまとめ

1人の人がずーっとしゃべってるの?お前落語も知らないの?ったく教育間違えたよ。 今日司法試験の模擬試験の結果が出たって事ご存じですよね?大家である僕が来たらあなた方店子なんですから少しは気を使って「結果いかがでしたか?」くらい訊くのが礼儀ではありませんか?訊くまでもないし。 結果いかがでした?はあ…それがですね…合格の可能性30パーセントでした。

落語といえば世界に誇れる日本の伝統ある古典芸能ですから。 今日出演する楽打亭抱介師匠。 東王子署の刑事さんでえーと…。 東王子署の刑事がなんで警視の君にあんな横柄な口の利き方するわけ…?あのそれが一度一緒に事件を解決してから高瀬です。 席替わろうか?ううん大丈夫。 ね?」「お稲荷さんにお参りなんか行ったりします」「お稲荷さんってぇといろんな所にありますけども有名な所では王子の稲荷ってのがございますね。

演目の時間が決まってますから犯人は楽打亭笑介を狙った事は間違いありません。 それに今日一日で何人もの業者や関係者が出入りしている。 ほらそこそこ!関係者以外立ち入らない!ダメだよおじさん!鴨さん!?今日は非番でしたよね?偶然この場に居合わせたんだよ。 そうやって事実を捻じ曲げて人を悪者にするな!そんな事よりも鴨志田さんが引っかかってるのってあの狐の面でしょ?犯行が起きた時楽打亭笑介は『王子の狐』を話してた。

楽打亭笑介が殺された時話していたのが『王子の狐』。 楽打亭笑介が殺された現場にお二人はいたんですって!?相変わらず地獄耳だねぇ。 ん?楽打亭抱介と笑介が仲が悪くて揉めてたって話ご存じですか?えっ!?ちょっと行人君それ本当なの?ええ本当ですよ。 一方笑介は真打ちにも昇進出来ないでいるんです。 でもルックスは抱介師匠のほうが数段上よね。 落語にルックスは関係ありません!笑介はその理不尽な評価に納得が出来ず楽打亭一門からの独立を考えていたようです。 明日抱介師匠を当たってみるか。

笑介さんの婚約者中原恵さんどうやら抱介師匠と付き合っていたようです。 すいません「細田」です!すいません!中原恵が笑介と婚約したのが今から約半年前。 どこにですか?抱介師匠から笑介さんに乗り換えたってところ。 だって地位も名誉もあってルックスもいい抱介師匠からそうでもない笑介さんに乗り換えて何の得があるの?そういう打算的な事ばかり言ってるからいつまでたっても…。 確かに彼女が笑介さんと婚約したと聞いて僕も驚きましたよ。 恵さん抱介師匠にふられてやけになって笑介さんと婚約したって事もありうるわね。

えー楽打亭笑介こと今村直樹を殺害したのはその恋人である中原恵。 どうして中原恵は殺害現場に狐の面を置いたのか?でなぜ狐の面なのか?それは楽打亭笑介の十八番が『王子の狐』だからじゃないの?だったらなんで自分で置いておきながらお前が持ってきたお面を見てあれほど驚いたんだ?そっか…。 あでも2人の間にはトラブルがあったって抱介師匠自身が…。 …何だよ?君は落語家殺人事件の捜査において所轄の一刑事と行動を共にしていたという噂があるが本当なのか?はい。

高瀬警視正はどうしてこちらへ?あの2人幼なじみなんですよ。 ああの…高瀬さんにお世話になっている後輩の岡崎真実と申します。 仕事関係者ではあるんですけど今日はプライベートです。 え…!?高瀬君おめでとう。 はい!高瀬君の大切なお知り合いの方なの。 高瀬…お前感激しすぎじゃないのか?ハハ…。 着物似合ってたよ。 ああだったら私の定宿にご一緒しませんか?当間高原で知り合いがリゾートホテルやってるんですよ。

その後どうなってます?そりゃ…あの鴨志田君そりゃあれだよ。 もしもし?鴨志田君もしもし?どうしたのかね?いやあの…。 鴨志田君…彼女はただの部下だから…。 もちろん下心もないし!ホントに何も…!鴨志田君もし…。 坂下君!鴨志田君にはきちんと伝えたんだろうね?は…伝えるにはまあ伝えましたが…。 高瀬さんの事一体何が言いたいの?最悪鴨志田さんの推測どおりだとしたって幼なじみの事1人でなんとかしようとしてるんじゃない。

え?「被害に遭った女性の名前!」村上裕美子さんだが?どうして?裕美子の事が忘れられないの?忘れられるわけがないだろう。 その時話に出た裕美子さん苗字はなんとおっしゃるんですか?それがどうかしたがですか?村上…裕美子さんじゃないんですか?20年前に自殺した。 高瀬さんと裕美子さんどういう関係だったんですか?そのあとずーっと施設で育ったんですけど裕美子は地元に残っておそば屋さんで働きながら遅いな…高瀬。

頼子さんは抱介さんが裕美子さんを襲ったって思ったんですね?でも…何の証拠もなかったしどうする事も出来なかった…!はいもしもし?「鴨志田さん!?」おお何だ?ちょっと待って…!つまり20年前高瀬警視正の恋人だった犯行現場にいたのは単なる偶然じゃなかったの!」今わかった…。

そいつに殺された!兄として何も出来ないまんま…兄だと名乗る前に裕美子はいなくなったんだ!俺は…一流の着物職人になって最高の着物を作ってあいつに…裕美子にプレゼントしたかった!裕美子の大好きな蝶の柄の着物を渡して兄だと告げたかった…!それであなたは毎年この季節には裕美子さんの墓前にこれを供えていたんですね。 私にあなたの犯行を止めさせようと裕美子さんは私をここまで連れてきてくれたんです!お前らは一生俺の言う事を聞いて生きていくしかないんだよ。