黒柳徹子:なんと可愛い。 太川陽介さん、今日のお客様です。 あれって、NHKホールで、あなたがあれやってらした時って、私なんかもやってたの、近くで。 で、NHKホールって3000人ぐらい入るじゃないですか。 だから、早く出せっつって、僕は17歳の最後の方に、奥様は、女優の藤吉久美子さんでいらっしゃいます。 黒:あなたは今、旅番組を2つもお持ちで。 大変でしょ?旅番組も、表いかなくちゃいけなくて。 その、ワー!っていう時も、なんとかそこに並んでる人たちを一生懸命盛り上げようとしてたじゃない、あなた。
黒:本当にビックリしたんです、いいドラマで、感心して。 で、留守電でね、「オギャー!」っていって、「オギャー!」ってね、生まれたての子って、こういう声出すんだわと思って大事に取ってあるんですけど。 その子が、なんと驚くまい事か、中学生?太:この春、中学生になります。 「オギャー」なんて言ってた子がもう、中学生になって、いっぱしになっちゃって。 もう最近は、とにかく少年野球で明け暮れてるんですよ。
結構、ファインプレーして。 太:本人は、やっぱり巨人に入りたいって。 黒:これ、小学校の時でしょ?だって。 黒:ねえ、小学校ですよね。 黒:でも考えてみると、これ、随分プロテクトしてありますよね。 もう野球行ってるのが。 試合練習とか、そういうのっていっぱいあるんでしょ?太:そうです。 「もっと上げて」とか、そういう風にアドバイスしながら、試合中でも…。 黒:あなたは野球すごいの?太:すごくはないですけど、中学校の時に野球部だったんで、多少は知ってるんで、その辺のアドバイスは…。
あなたも見た?太:もう、本当に仕事以外は、全ての時間を息子に費やしたって感じです。 丹後ちりめんをお父様やってらっしゃるっておっしゃいましたよね。 黒:随分、お葬式なんかの時にも、お父様のお世話になりましたって方が、随分、思ってもいないほど多かったんですって?太:そうですね。 僕が小学校の時に、釣り堀に、家族で行った時に、もう本当に、入れ食いっていって、入れたら、すぐ釣れるような釣り堀なんですよ。
大変長くなりました」「いらっしゃいませ」太:「こんにちは」「僕はね、中学校の3年か高校1年の頃だったと思うんですけども。 子どもから見てやっぱり父親っていうのは、常に、自分よりか大きくて強くて、あらゆる意味で大きい人だっていう考えでしょ」「そういう気持ちがあるでしょ、子どもには」「それが、自分の方が力が強くなってた時にね、とってもつらくてね」「あとで、あの時、そのまま、ぶたれた方がよかったななんて思って」黒:「あ、そう。
やっぱり、病気になっちゃうとね、優しくしてあげなきゃと思っても、なんで、こんな事出来ないんだとかさ、早くよくなればいいのにとかって、いい気持ちではあるんだけど、そういう風に強く言っちゃったりしてね。 黒:でも、大変だなって思うのは、お父様がお亡くなりになって、お母様、お寂しいだろうからって、東京にお呼びになったらと…。 前回、呼んだ時に、階段に手すりは付けたんですけど、なんか、両手に荷物持っちゃって、それで居間にいたら、そういう事があったんで、もう、ちょっと、家にも呼べないし。
やっと去年、なんか、本当の息子になったって言ってくれて。 だから、かみさんがいなくても、息子連れて、去年、行ったりとか。 早く気が付いてればね、息子連れて、お父様のところに行ったのにね。 ただね、最近、息子からね、僕がパソコンでトランプのゲームしてると、「ねえ、パパ、趣味見つけたら?」って言われちゃって。 太:え?いや、息子のパソコンではないんですけど。 どんどん、どんどん、息子との接点がなくなってくるから、これからどうやって生きていこうと思って。