黒柳徹子:なんとお美しいご家族のお写真でしょう。 今日のお客様は、左から2番目の紺のお召し物のお客様でいらっしゃいます。 波乃久里子さん、今日のお客様。 黒:今日のお客様は、女優におなりになって50年は過ぎただろうという方でいらっしゃいます。 波乃久里子さん、お客様です。 波乃久里子:どうも。 波:黒柳さんと、それから、お客様のお洋服が、すごく、ちゃんとコントラストが出来てて。 今日も大丈夫でしょうかね?黒:大丈夫。 黒:でも、お母様が六代目菊五郎っていう方のお嬢様で。 波:十七世勘三郎です。
楽屋帰ってくると、本当に弟になってくれて。 皆さんは、天才、天才って子どもの時から言われてたけど、勉強家ではあったって、すごく。 僕はもうご宗家行ってきましたよ」「黒柳さん、行きましたか?」って言うんですよ。 藤間勘十郎お師匠さんで、それがご宗家っていうのも言わないで、ご宗家に行ってきたとかね。 そしたらば、「もう僕はね、ダイエットしますよ」って言ってね。 道で会ったら、「黒柳さん!」って言って、「どうしたの?」って言ったら、「痩せたでしょ、僕、ダイエットしましたから」とかなんとかって。
十八世中村勘三郎:「自分の感情の赴くままに生きてた人ですから」黒:「お父様?」中:「ええ。
黒:ここにいらした時なんか、本当に勘三郎さん、お優しい、面白い方で。 黒:でも、あれですよね?弟さんがさ、自分がそんな事言ったら大変だけど、あなたが、お父様に「せりふを覚えてください」っておっしゃったら、むっとして…。 波:今、久里子って言いましたでしょ?もし生きてたら、私が「あなたね、公衆の面前では久里子お姉ちゃまって付けるべきよ」って、私、怒鳴って入ってますけどね。 黒:久里子って言ってたね。 波:久里子って言うんですよ、陰では。 黒:ここで久里子って言ってましたね。
黒:「勘九郎さんのおうちのお子さん2人は、どうも、まだ小さいんだけど、とても、なんか俳優になりそうな気配なんですって?」十七世中村勘三郎:「まあ、来年あたり初舞台させたいなんて、親のね、勘九郎がそう言ってましたけどね」黒:「今、3つ?」中:「3つ…、来年いくつになるんだろうな」「3つでしょうね、今」「もう1人の子が1年と何か月でしょう」「だから、もう…」「家は別で寝ましてね、もう。