ここがポイント!!池上彰解説塾

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この番組のまとめ

そして、オバマ大統領来日でわかった今日は生放送でお送りしていきます。 韓国船の沈没事故というのは大変ショッキングだったんですけれどもいろんなことがわかってきています。 それではまず韓国船沈没事故について私たちが知っておくべきポイントとは…。 韓国船沈没事故。 修学旅行中だった高校生およそ300人を含む乗員・乗客476人が乗船していました。 あの事故なんですが現場から回収された高校生の携帯電話の中に入っていた音声と画像が公開されたんですね。

こちらの対策本部の発表によりますと、今日からアメリカ海軍の救難艦セーフガードが今朝から現場海域に到着して捜索のサポートに入っている予定です。 一方、検察などの合同捜査チームは救助活動に問題があった疑いでまず行方不明者の発見を急ぐこと。 そして発表される捜索活動に投入される予定のダイバーの数も例えば50人投入しますよというふうに発表しても、実際に活動するのは十数人程度にとどまるケースも続いているんです。

復原力という船が傾いたときに元に戻ろうとする力なんですけれども復原力が小さいと傾いたまま、元に戻らない。 最悪の場合はひっくり返ってしまうということは船の重心がどこにあるかによって復原力大きく変わってくるわけですね。 重心が低いほど復原力は高い。 重心が低いほど復原力が強い。 といいますと復原力を強くするために重心を低くする。 そうすると復原力が強いってどういうことかというと常にすぐに立て直そうと船が動くんですね。

ちなみにセウォル号のセウォルっていうのは歳月、年月という意味なんですが実は増設前これはもともと日本で造られ日本で就航していたフェリーですよね。 これを見ると定員は増えたけれども貨物船としての機能は落ちる、客船としての機能は上がるけど貨物船としては機能が落ちるということになったんですね。 ところが実際には貨物この条件の3.6倍の貨物を積んでいたということになると抜いていたのではないかというのが韓国の放送局でそういう情報も流れています。

朴槿惠大統領はいつもニュースになりますけど大統領は国全体を見るわけですがその下に、大統領の指示を受けながら国内の内政についての責任を持つ行政のトップとしての首相がいるんですね。 今回、この安全対策の責任を取ったのが安全行政部というところなんですね。 安全行政部というのが国土交通省の運輸安全委員会のようなものですね。 これに対して海洋警察日本でいう海上保安庁が事実と違うと指摘をしたり報道関係者もこれは違うだろうということになって3時半になって実は164人に修正するということがありました。

今回の事故では当初対策本部が5つできました。 事故現場から最も近いペンモク港に事故対策本部。 ここに中央災難安全対策本部被害者がいる体育館に事故対策本部それから高校の現場の市に合同対策本部。 あまりに大混乱したものですから結局、首相をトップにした総合対策本部というのができたんですけど結局、首相がいろんなことが混乱した責任を取って辞意を表明したということになります。 事故直後から韓国のテレビ局は連日、報道特別番組を放送。

アメリカの真の狙いは中国だった?先週水曜日3回目の来日を果たしたオバマ大統領。 翌日は沖縄基地移設問題や集団的自衛権そしてTPP問題を話し合い更に…。 中国中央テレビはオバマ大統領の歓迎晩さん会をしている最中に実は、中国国内でアメリカの映画「パール・ハーバー」を共同声明から見えてくるアメリカの狙いとは…。 共同声明から池上彰がひも解くアメリカの考え。

共同声明2つ目のポイントは尖閣諸島です。 とにかく安保条約は尖閣諸島も入りますよと言ってくれたということが大きくニュースになっていますけど今の共同記者会見を聞くとつまり尖閣諸島がどこの国のものかについてはアメリカは感知しませんって言ってるんですね。 だから、日本に配慮したコメントになっている一方で尖閣諸島は日本のものとは言い切っていないところに中国側への配慮も透けて見えるということになるんですね。