広島の土砂災害から5日がたちましたがいまだに行方不明者が多いままです。 広島市で過去最大級の土砂災害が発生。 土砂災害の国日本の土地について緊急生解説。 現代の技術をもってしても防げない?土砂災害、日本各地で起きているわけですがまずは、やはり広島の現状ですね。 甚大な被害が出ました広島市安佐南区八木に来ています。 広島市の土砂災害での死者数はつい先ほどの発表で58人、そして行方不明者28人となりました。
降り始め、2時くらいから300ミリくらいの雨が3時間ぐらいに降ったこともすごいですしあと、やっぱり、これだけ災害が起きてから5日目でもいまだに天気が回復しないで普通、台風一過ということがありますけど台風で水害があったらそのあとすぐ復旧作業って始まっているイメージが皆さん、あると思うんですね。 この平成26年8月豪雨ということで8月中、全体的に日本全国各地で天候が不順だ。 その名前どおりに今でも天候が不順で捜索活動の妨げになっているというのは本当に雨の降り方特異だと思いますね。
やっぱり日本というのは火山国ですからこういう花こう岩というのは日本列島、あちこちにいっぱいあるんですね。 それはそれぞれの自治体が地質調査していますからまずお住まいの市町村に聞いてみるというのが一番ですよね。 ここの場合はマサ土ですけど、例えば九州の南部鹿児島の辺りに行きますとシラス台地というあれは火山灰が降り積もっていますよね。 日本列島各地いろんな地質によって崩れやすいところもあるんだよと。 あそこは火山灰ですよね。 あそこは伊豆大島の三原山の火山の噴火で火山灰が降り積もってできたところですから。
そして、そもそも日本列島全体土砂災害が起こりやすいということになるわけですが例えば、なんといっても崩れやすい地質の山がそして、雨が多いわけですよね。 サンフランシスコカリフォルニアはやっぱり雨が少ないですからね。 例えば呉とか尾道というのは、本当に急傾斜地が多いものですからそこに住んでいる人たちは雨が降るとすぐに避難できる態勢で構えてました。 日本では平均しますと年間でおよそ1000件くらいの土砂災害が発生しているんだそうです。
ヨーロッパでも場所によっては例えばスイスのようなあるいはイタリアのようなところですと土砂崩れ、あるいは火山の噴火というのもありますけれど非常に肥沃な大地平野が広がっているというところでは日本のような災害は起きないということに。 続いて土砂災害は現代の技術でも防ぐことができないのかということなんですけれども。 実は日本は、とりあえずは土砂崩れをせき止める土砂災害を防ぐキーワードそれが砂防砂を防ぐと書きます。 土砂崩れの土砂を防ぐ砂防。 こちらに向かって左側砂防ダムの対策がない。
先進国で土砂の災害があるのは日本ぐらいですからこういう対策がとれるというところがあるわけです。 だから、もちろんちゃんと維持費でお金があれば定期的にそれをかき出して取り除いていくほうがいいんですけどそうじゃなくてもいざというときには下流の災害を軽減する力があるんだよでも、基本的に砂防ダムを造らなかったら土砂は流れていきますよね。 先ほどは砂防ダムでとりあえず土石流を防ぐ仕組みについて話をしたんですが今度は、土石流が発生したことをいち早く下流に伝えるにはどうしたらいいのかこんなものがあるんですね。
当初の7人といわれていた行方不明者数が突然、43人に増えるなど警察も混乱。 不明者数を把握できていなかったというニュースや勧告を出す3時間も前に基準となる土砂災害警戒情報が気象庁から出ていたにもかかわらず一体なぜ、このようなことが起こってしまったのか。 今回の場合、途中で行方不明者の数が急に増えてビックリしたんですけれどもこういう死者あるいは行方不明の数をまとめている行政機関は3つあるわけですね。 これがすり合わせをしてみたら突然行方不明者数が増えたということになるというわけなんですね。