奥さまは魔女 #110「本日休業」

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はじめから万事上手く運んじゃってね魔法みたいに。 だから早速今日かねて念願のバーミューダ旅行の切符を2枚買ってきてよ奥さま。 申し訳ないんだけど緊急事態発生なんだ。 ナイルズマンスター?そうM・J・ナイルズマンスターって社長のカーターさんがよこした代理なんだけどね知ってるのか?高校時代にそういう友達がいたんだ。 誰が女なんだ?メリー・ジェーン・ナイルズマンスター。 急にどうした?ラリーこの気持わかるか?快適な気分で起きて自分の周りがバラ色に輝いてると思ったら急に場面がかわって地獄の底へ逆落としってわけさ。

ナイルズマンスターさんと直接話したのかい?いえドライヤーに入っていらっしゃいましたので。 スティーブンス君もどうでしょう?あなただけよ。 もうサマンサはしゃべれないよ。 なに?邪魔しないで早くサマンサを出せ。 その調子じゃ当分見込みないね。 こちらナイルズマンスターさんだ。 失礼ですが昔いろいろトラブルがあったとしてもそれが現在まで尾を引くということはないと私は信じております。 では契約に移りましょうか?あのナイルズマンスターさん。 ダーリンナイルズマンスターさんはお忙しい方なんだぞ。

ねえダーリンどうしたのよ?契約がダメになったの?何言ってんだい。 どうして私がそんなこと知ってるのよ?あなたから電話がきたからどうなったか心配してたのに。 喜んで飛び回って何だよ!あの…ねえわかるようにゆっくり話してくれない?つまり契約がダメにならなかったので怒ってるの?おいキミが鼻の先に止まったときに帰れって言ったはずだぞ。 なんとか契約させてバーミューダへ行くためにハエに化けて来たんじゃないか。 魔法が使えない?そうよ。 魔法が使えなくなったのよ。