ジュリア:「人間には愛が必要」。 ボルティモアの新聞広告に出たその言葉が2人を引き合わせたの。 おいルイス!君は結婚に愛は必要ないと思ってるのか?僕には必要ない。 アハハハ!ジュリア:決してラブ・ストーリーではないけどでも人生を変えた愛の物語ではある。 愛は人を幸せにし破滅させもするジュリア:私たちはこうして出会ったミスター・バーガス?ルイス・バーガス?ああ。 誰だかわからない?あっミス・ラッセル?でも不安で…なんて言うかあなたが私の外見だけに興味を持つんじゃないかって…。
「私の愛する妹へどうして一度も連絡をくれないの?あなたが発ってもう何週間も経つのに無事に着いたという知らせの手紙すらよこさないなんてバーガス氏との結婚がどうなったのかも分からないまま。 どうしてなの?心配だから今ハバナの大使館と地元の警察に問い合わせてるわ」。 ジュリアの?いいえエミリーです。 ジュリアのお姉さんの。 私はデラウェアで私立探偵をしていて最近こちらに着いたばかりなんです。 ムチャス・グラシアス。 もうあのバカ鳥の声何とかならない?ジュリア…アハハハ。
私の名はラッセル。 エミリー・ラッセル。 ジュリアの姉です。 私手紙を見て気が動転して慌てて飛んで来たんです。 この手紙はジュリアが書き僕が投函したんです。 何だって!なぜ俺に確認しなかった?どうしてだ?最初奥様は口座の解約を希望されたのでそれにはご主人のサインが必要だと申し上げたんです。 そんな…いったい何のためなの?ジュリア:ラブ・ストーリーではないけれど話のテーマは愛。 ホントのジュリアが見つかればわかった信じよう。 フロントデッキへ。
エドウィンやめてよ。 共犯者か友達か恋人か?全部よ。 友達で共犯者でそう恋人でもあるわ。 クソッ!売女詐欺師盗っ人!そうよ!そうそのとおり!君はまだわからないのか?それでも僕は君を愛してる!君なしでは生きられないんだ!ここはどこだ?君は誰だ?名前は?ボニーっていうの…。 お城の絵葉書に「ボニー・キャッスル」って書いてあって生まれたのは船から下りてきた日で今は僕の妻だ。 その極めてプライベートな行為の最中で服を着たままより裸のほうが何かと都合がよくて…。 プライベートな?そうです。
今や警察も彼女の行方を追ってる。 彼女は犯人じゃない。 まだ彼女を愛してるのか?だよな。 彼女とそっくりの女性が列車で目撃されてね。 顔が汗ばんでるのもそのせいか?姉のエミリーが死体はジュリアだと確認した。 ジュリア?ジュリア!話がある!ジュ…。 彼女を出せ。 犯罪者をかくまうのはよせ!もし警察にバレたら君だって逮捕されるんだぞ。 これは彼女の匂いだ。 君の服から彼女の香水の匂いがしてる。 本当はいるんだろう?いいからとっとと出てけ!答えろ彼女もこうして君の首に腕を回しほおをすり寄せてきた。
明日の朝の列車でハバナ行きだ出発は7時。 ん~何?罪の意識はないのか?過去を振り返って後悔するよりも前を見て生きていかなきゃどうせ人生なんて短いものよ。 ジュリア:できたのはビリーだけ。 あとはルイスをサンティアゴに行かせるだけ。 明日の一番の列車で一度サンティアゴに戻る。 あっ!ジュリアほらおいで大丈夫だ心配ない。 右のイヤリング?クラブ。 シャンパンのおかわりは?ああもらおう。 ジュリア…。 危ない大丈夫ですか?ええ平気よ。 あなたにも過去があるの?お互い相手の世界では生きていけっこないのよ。