はてさてどんなことに相成りますことやらやぁロジャー司令官はいないよ行き先もわからないってさ。 司令官は娯楽室だよ私も今行くところだ。 これまで25年間チャーリーのヤツを負かそうと苦労してきたんだあとひと息というところでキミはそのチャンスをつぶしたんだぞいやだからといって判断に私心をはさむと思うかえ?いえとんでもない閣下はいつも公明正大で。 ねぇもう聞いたでしょうオーケー出た?そうだ司令官は…。 そんなものなぜすぐに取らないんだそれにしてもうちの司令官もだらしない。
なぁ少佐キミはシェーファーに頼まれて来たのか?いえいえ司令官はご存じありません。 今の司令官の気分じゃひと晩外出させてくれるのだって怪しいもんさ。 いったいどうして?司令官のいうとおり疫病神なら触らぬ神にたたりなしさ。 ご主人様が司令官の代わりに出て私が勝たせてあげるの。 実は今司令官に会ってきたところでね。 いやいや誤解しないでくれ司令官はトニーをそれに乗せるのはやめるよう指示したんだその代わり北極の追跡ステーションでモニターするようにと。
何なら司令官の代わりに出たらどうかな…。 ああそれじゃまずあの8の球をサイドポケットに。 8の球をサイドポケットだ。 8の球をサイドポケット。 キミが出たらかえって司令官に恥をかかせることになるぞ。 ハハハ!すぐ司令官に知らせよう。 とにかく閣下としてはココ・ビーチ第二のプレーヤーと腕を競いたいそのためにわざわざヒューストンからおいでになったわけでしょう?ですからシェーファー閣下より腕さえ上ならトニー少佐でも構わんでしょう?私はこのカップの防衛に来たんだ。
しかし閣下の腕前ならそのくらいのハンデは当然。 失礼しました閣下こちらトニー少佐夫人。 ジニーフィッツヒュー閣下だよ。 失礼だが玉突きは男のゲームだ。 ああさあキミのショット。 おいな…手出して手出して!おいなんだ?すみませんちょっと失礼。 さあ!何をするんだおい?何のマネだおい!少佐コラ!どうもどうも失礼しました。 ああどうぞショット。 ありゃまったく何でもないショットだった。 やさしいショットだ。 ここ一発のとき弱いのはどっちだ?すまんな少佐キミも頑張ったよ。