クローズアップ現代「幼い命がなぜ… ~東京女子医大病院 医療事故の深層〜」

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この番組のまとめ

プロポフォールを投与した子ども13人がその後、死亡していたことを明らかにしました。 こうした中幼い子どもの命が失われる事故が小児集中治療体制が不十分な東京女子医大病院で起きました。 きっかけは子どもへの投与が原則禁止されているプロポフォールという薬です。 東京女子医大病院は13人の子どもがプロポフォールの投与のあと亡くなったことを発表。 このとき初めて両親はわが子にプロポフォールが投与されていたことを知りました。 カルテにはプロポフォールが投与された実態が克明に記されていました。

日本の医療は少し前まで、自分自身のカルテとかを見ることもできない、だから本当の病名もよく分からないっていうようなことが続いてたんですけど、今はカルテも開示できる、まだインフォームド・コンセント、しかもこの薬は、小児には禁忌、使ってはいけない薬、それを使わなきゃいけないならば、やっぱりその必要性、副作用、そういうことをきちんと説明して、遺族の納得を得て、スタートするということが絶対必要だったと思うんですね。

お伝えしているように、子どもの集中治療を専門に行う人材、子ども専門の集中治療室・PICUがある大阪の病院です。 しかし、症例を診られる、きちっとした小児集中治療ができる病院を、きちっとそれぞれの都道府県、または国で、きちんとこういうふうに整備していこうということがされていますけれども、日本の医療というのは、どうしても民間任せになってしまっているので、本当の意味で患者の視点に立ったきれいな機能分化という本当に患者の立場に立った必要な医療を提供していく体制を作るって形になれていない。