この料理を スペシャリテに掲げるのは日本のフランス料理界をリードしてきた上柿元 勝さん。 肉に香りをまとわせ滑らかに 口溶けよく仕上げるプロならではの技素材の配置や バランス彩りに徹底して こだわり抜き作り上げられる 美しい一皿今日のテーマは「豚肉と夏野菜の テリーヌ」。 さあ 本日そんなテリーヌを 教えて下さるのは日本の フランス料理界を代表する上柿元 勝シェフです。 テリーヌって フランス料理の中ではとても特別な食べ物ですか?そうですね。
豚肉の テリーヌの大切なのは素材の一体感 調和というか素材が 今日は 鹿児島の黒豚です。 彩り豊かなうえに 作り置きもできビストロや 総菜店では欠かす事ができない料理の一つですその昔 テリーヌに使われる食材は多くが 残り物や 切れ端でした。 料理人たちはスパイスや ハーブで風味づけをし食材を組み合わせる事で見た目が良く味も良い料理へと変化させてきました。 料理人が そこでいろいろと技量を自分の持っている テクニックと感性をこの型の中で 詰めて焼き上げていきますね。
竹串を刺し 透明な肉汁が出れば中まで 火が通っている証拠です型の内側に出来た ゼリー。 肉のうまみ たっぷりです型ごと 湯煎にかけて温めゼリーを溶かしたら…塩 こしょう 黒酢オリーブオイルと合わせて簡単ドレッシングに 仕立てますさあ 焼き上げて 一晩 寝かせたテリーヌが こちらです。 これ 今日の分量で何人前ぐらい取れるんですか?テリーヌって薄かったら あれですので1.5cmぐらいで 大体10人前ですね。