NHK俳句 題「病(わくら)葉」

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緑々の中に 病気だったり虫に食われたりしながらちょっと変色した病なんですけれども大地も 全体に疲れているようなそういう感情が入りやすいまさに 木の健康状態というのは葉っぱに よく現れていまして根が腐っていたりしますと枝先が枯れたりもし 病気になっていたりしますと点々が出ていたりとか丸まってきたりとかそういう状態を表します。

これは なかなか 的確な句で非常に省略も よく利いてますしいまわの命というかな病葉が散っていく 朽ちていく的確に詠んだ 見事な句ですね。 病葉を膝に載せて聞いているというのは聞こえないものを聞いているというのが詩ですからそういうものを非常に詩的な句です。 病気の葉っぱと書いても同じ病葉でもこういうふうに 元気な意味に使えるというところが俳句の面白さというか 奥深さ幅広さ すごく感じました。 7月は 中村草田男です。 明治の終わり頃 中村草田男は東京・港区の小学校に1年ほど通いました。