ETV特集「それぞれのイナサ~風寄せる集落 9年の記録〜」

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この番組のまとめ

♪「イナサの地から ホホエ ヤーホレホイって」貞山堀の すぐ近くにあった我が家。 緑深い松林に守られた集落には800余りの家々が 軒を寄せ合い老若男女 農民 漁師 勤め人。 津波のあと 吉男さんがまず立てたのが このテント。 大切な船「大吉丸」は流されましたがその後 奇跡的に見つかりました。 吉男さんの甥 佐藤政智さんの船も津波のあと 手に入れたもの。 狙うのは 仙台湾特産の赤貝。 無線の相手は大吉丸に乗る 叔父の吉男さん。 漁師たちは それぞれが取った赤貝を 一旦 全部集めてから均等に分けます。

土地の造成や復興住宅の建設が遅れる中でそのほとり 荒浜の 字 南丁。 野菜 何種類ぐらい植えてます?1 2 3 4 5 6…かつて 大学さんは荒浜で育てた野菜を抱え仙台市内へ行商に出かけていました。 荒浜の 字 北丁佐藤利幸さんの我が家。 津波のあと 田んぼからガレキや塩分を取り除いた結果栄養分のある土も削り取られてしまいました。

妻の盛子さんは 世話好きで花を育てるのが得意。 舘山さんは 1日の大半を仮設住宅の集会所で過ごすようになります。 住民たちが行う 浜の大掃除。 お盆になると帰ってくる ご先祖様にきれいな荒浜を見てほしいという思いから始まりました。 私は もう毎日 朝晩ほんとに 犬 散歩でずっと毎日海のここを 歩いていたからね。 年1回 海開きの前の週かな全員 深沼住民の人たちで毎年 やってたんですけどもね。 9年前の大掃除。 村人総出の共同作業が荒浜の伝統。 そして この大掃除。 去年 大掃除の終わった浜。

東通仮設住宅ではお盆の準備が始まりました。 新盆からの3年間亡き人を迎えるための灯籠です。 今では 仮設住宅の この一本。 もう1回見せてくれますか 荒浜踊り。 ♪「タンタン タラララ ランタランタン」♪「タラランタン タンタラランタ」こいつ 4つ するんですよ。 風は乾いた西風「ナライ」に変わりました。 東通仮設住宅です。 仮設住宅の集会所。 トイレの掃除当番にも引っ越しの影響が現れてきました。 荒浜字南丁 大学さんの畑。 乾いた西風 「ナライ」が吹きつけます。

家族でまとまって 一つの事をやるってのは あまり少ないからほんと 写真撮る間も5分とかだったんですけどその5分ってすごい 一生残るなって。 吉男さんの漁師仲間松木波男さんの家。 荒浜の漁師たちの 仕事納めです。 字 中丁 佐藤吉男さんの我が家。 「南無阿弥陀 南無阿弥陀」。 この町つくってるのって結局 誰でもなくて小さい仕事はどんどん 結局 積み重なって。 結局 ガソリンスタンドなければ車 走れない。 結局 ライフラインが衰える。 東通仮設住宅の暮らしはあと1年が目安。