♪~「NHK俳句」第2週の選者は小澤 實さんでいらっしゃいます。 今日の兼題は「心太」ですけれども冒頭の句は 小澤さんの?難しかったですね。 ご自身 俳句も作られますが冒頭の小澤さんの句は?はい。 本当に さまざまな分野で活躍してらっしゃるんですが小澤さんとは もうご親交は 深いんですよね?もう 随分 以前から親しくして頂いてます。 今日は お二方の言葉のキャッチボールといいましょうかそれも 非常に楽しみにしておりますのでよろしくお願い致します。
これは 心太を高層ビルの上の方の食事処で召し上がってる訳でしょうね。 いかにも 「心太」というものが生きる場所を考えられたと思っています。 何か この 「心太」が出てくるところを見るとこの人たちは恋によってじゃなくてお見合いのあとだという感じがするんです。 「三度する日」だからこれは 二度ぐらいした三度目にする前に ちょっと心太 すすってるのかな?そうかもしれないですね。 心太を 箸一本で食べる作法の地方が あるようなんですよね。 小澤さん 長野ですけどあんまり?僕は 箸一本というのは 初めて。
「心太」の一番大事な事は 食べて清涼感があるという事ですね。 一句 全体において描写をしていって その描写で新しい句を作るというのが一物仕立の季語の使い方です。 心太を食べながら シュルレアリスム宣言季語だけで置くと。 これは 「心太」をさっきの てん突きで突いてそして器に落ちていく その様子をだから心太という日常的なものを宇宙的なものにまで転換してるすごい句だと思いますね。 この 正岡子規という人が実は ニックネームが 心太だったんです。