徹子の部屋

戻る
【スポンサーリンク】

黒柳徹子:これは、今、ブームになっていると伺っておりますが、黒:ずっと朗読をやってらっしゃるとか、お子さんも育ててらっしゃるとか、いつも、いろんな事、伺ってるんですけど、今度は、字手紙というものを、今日、見せてくださるので、すごく楽しみにしております。 中:15年前からやっている、「大人と子供のための読みきかせの会」というボランティアの会をやってるんですけれども、皆様からいただいた募金の中から、いろいろな団体に寄付をさせていただいて。

本当は白い半紙を1枚、下に敷いていただくと、この下敷きが汚れないんで、半紙を敷いた方がいいと思うんですけども、今日はちょっと、白いハガキが見えなくなっちゃうので…。 中:お刺し身小皿とジャムの空き瓶でもあれば、もう、お道具は出来ます。 黒:ちょっとお願い出来ますか?中:えー、超緊張するんですけど…。 黒:このハンコ…、ごめんなさい、こちらの朱肉の方なんですけど。 中:この方がキレイに出来ます。 黒:朱肉の方は、もっとオレンジ系ですものね。

中:なんとなく、普通にカクカク書くよりも、涼しさが、これで、ちょっと出るかなと思います。 中:で、さっきは私の名前のを押しましたけれども、こんな可愛いハンコもあるんです。 何よりも、やはり、これが、郵便受けの中に徹子さんも書いてくださいよ。 私も大胆なんですけど、生まれて一回もやった事ない人間がやるとなると、どうなるかっていうのをお見せします。 中:じゃ、徹子さん、いいですか?私が、ちょっと、1つ、お題を差し上げます。 黒:私?中:で、ここに、「私」を表すひと言を、徹子さんが考えて、書いて…。

黒:中井家のご希望により、この方と弟さんがお出になる時には、いつもメロンをお出しして…、メロン系のものを…。 以来、中井家では、もう、必ずメロン。 そのうちジュースになり、これも、本当のメロンが。 中井家。 中井寛一が本名です。 黒:佐田啓二って…。 黒:佐田啓二っていうと、いかにも佐田さんの、もう、イメージじゃない。 中井寛一?中:はい。 黒:本当にね、お父様、もう…、随分早く…。 本当にハンサムでね、気品があって、すばらしい俳優さんでいらして。

黒:さっき、ちょっとおっしゃったけど、東日本大震災があった時、ご主人の…。 震災のあと、ずっと連絡が取れなくて、あまりの、あの壊滅的な状況を見ていたので、住んでいた町は、もう本当に、もう何もなくなってしまって。 今、ずっと続けているのが、小津安二郎さんの映画を読むという…。 黒:小津安二郎さんの映画を読む。 でも、全部読むと、映画って、2時間ぐらいになりますので、それを、朗読用に、50分ぐらいの長さに。

私も小津映画で『お早よう』が一番好きなんです。 中:「ああ、どうしたんですか?この子たち」「口、きかなくなっちゃったけど」「ああ、あんまり余計な事言うんで叱られたんです」「そしたら、口、きかなくなっちゃって」「へえ、そいつは面白いな。 おい、何言ったんだい?」「余計な事言うなって言われたら、大人だって言うじゃないかって」「おはよう。 なんとなく、すごく抵抗なく言えるので、なんか、やっぱり、声とか、ちょっと似てるのかななんて黒:北鎌倉の円覚寺。 円覚寺には、小津安二郎監督も父も眠っておりまして。