♪~今日は、次男の中村七之助さんにおいでいただいております。 中村七之助:よろしくお願いします。 黒:大変、歌舞伎でご活躍の、中村七之助さん、今日のお客様です。 黒:ご自分の襲名をお父様やなんか、皆さんがやってくださるっていう、口上してくださる皆さんがね。 これは、うちの父と、やっぱり、團十郎のおじ様が2人、亡くなったっていうのが、本当、ダブルパンチってこの事だなっていうので。 ちょうど、僕はホテルにいて、あとでVTRお目にかけますけども、あなたのお兄様の勘九郎さんの子どもが、あんな小さい子で。
梅幸のおじ様が判官」「それで、国立劇場だったんです、忘れもしない」「それで、その日に限って僕ね、いつもね、九寸五分がございますね、これ」「これがないと『忠臣蔵』にならないわけですよね」「僕が持って出るわけですよ、力弥」いつも置いてあるところに、お三宝から何から、ないんですよ。
中:そうですね、踊り、『鏡獅子』だったりするのを、8月に、歌舞伎座で兄と、中日交代で踊らさしていただいたんですけれども。 三:「『女殺油地獄』という芝居を、与兵衛をやらせていただいて」「あれは、油の中で、立ち回りして殺すというお話でしょ」「油が、フノリみたいなの引いてるわけですよ、あれ」「うちにはフノリなんかありません」「何やったと思いますか?」「水浸し。
今…、41の時に、「昔は可愛かったのに、今の雅行を見て」って、「勘太郎を見て」って言ってましたけど。 これは、いけない事なのかもしれないですけども、私なんかは引っ込んで、父に「まあ、今日よかったよ」って言われるのを…、言われたいがために一生懸命やってたっていう部分も少しあったので。 「これから歌舞伎座が新しくなっていろんな夢が広がるね、宝箱だね、この劇場は」なんて、黒:それでは、さっきお話にも出ました、あなたのお兄様の勘九郎さんのお子さんの、七緒八君、2歳。
黒:でも、勘三郎さん…。 昔の勘九郎ちゃん、勘三郎さんの写真とか見ると、すぐわかるんだって?2歳なのに。 黒:勘三郎さんの声なんかも、どっかで聞こえたりすると、すぐ、もう…。 黒:DNAなんでしょ、それね。 中:DNAですね。 黒:この頃は面白い時代で、シネマ歌舞伎っていうの、映画館で歌舞伎が見られる。 黒:そうなの?大画面で見られる?中:さっき聞いたんですけれども、揚幕の、チャリンっていうのあるじゃないですか。 黒:本当に歌舞伎見てるような感じ?中:感じになるんですって。