徹子の部屋

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この番組のまとめ

浅井愼平さん、今日のお客様。 黒:今日のお客様は、カメラマンでいらっしゃいますけど、いろいろ、マスコミでお仕事、また、コメンテーターなどもなさっていらっしゃいますけど。 なんといっても、すごくお若い時に、ビートルズが初めて日本に来た時に、あのタラップを、ずっと下りていらっしゃった時から、ずっと、あの彼らの公式写真を撮っていい、日本人のカメラマンでいらしたという事で。 浅井愼平さん、今日のお客様です。

黒:「朝早く、近くの喫茶店にいらっしゃる」柄本明:「そうなんです」黒:「さっきの写真、うん」柄:「なんか、喫茶店は行きますね」黒:「えー」柄:「ものすごく行きますね」黒:「犬のお散歩がてら」柄:「2匹なんですけど、1匹は写ってないんですが」黒:「ちょっと、1匹しか写ってないんですけど」「すごい気持ちよさそうに寝てるんですね」柄:「柴犬です」黒:「柴犬」「こんな風に…、ちょっと、あそこに“Shinpei”って書いてありますけど。

黒:「まあ、本当に、あなたは写真をお撮りになるのに、先生がいらっしゃらないせいもあって、婦人科とか小児科とか、動物とかっていうのを、なんでも、お撮りになるっていうんですけども」浅:「僕、散歩写真家って呼んでるんですよ、自分の事をね」「だから、散歩して、猫に会えば猫も撮るし、花があれば花も撮るし、人がいれば人も撮るっていう」「でも、僕、基本的にね…、広告写真が僕の仕事なんですよね」黒:「広告写真、ああ」浅:「ええ。

うちの父もバイオリニストだったから、バイオリンの事しか考えてないからね。 母とバイオリンだけしか考えてないから、大変だった。 でも、あの時、ビートルズを撮ったんで、ものすごく有名になっちゃったんですって?なんか。 だって、ビートルズは、今、有名だけど、あの時…、さっき言ってたけど、黒:でも、やっぱり有名だったでしょ。

でも、写真写す時に、ああいう…、なんか、どうしたらいいかなっていう顔をさ、撮ってもらった方も面白いし、僕にとっても面白いでしょ。 だから、友達に写真家がいた方がいいよねって、よく言うのは、そういう事なんですよね。 で、話、違うんですけど、渥美清さんも撮ってらっしゃる。 この渥美清さんは、やっぱり、ちょっと、めったにない渥美清さんだね。 ちょっと渥美清さん、見ます。 渥美清さんの写真も、お撮りになったんですが…。

彼と、アフリカでね、運がよかったっていうのは、面白い…、宿命って面白いんだけど。 で、仕事が出来なくなって、みんな仕事に出かけた時に、僕と渥美さんだけが、ホテルに残って、2日間、キリマンジャロの見えるテラスで、ある事ない事、もう、ずっとしゃべり続けたんですね。 渥美さん、ひと頃、本当にアフリカに凝っててね。 その俳句作ってた時に、原宿の向こうにラフォーレがあって、こちら側の角のところに、セントラルアパートってあって。

本職の写真以外にも、随分、書なんかも随分上手だなと思ってました。 ところで、話は全然違って悪いんですけども、名取洋之助さんという写真家がいらっしゃって、今度、展覧会があるんだそうですけど。 浅:あのね、テレビが生まれる前、グラフ・ジャーナリズムといってましたけど、つまり、雑誌で世界を知らせるっていう時代があったわけですね。 で、日本で彼は『NIPPON』って雑誌を作ったりするんですが、日本のグラフ・ジャーナリズムの草分けというか、黎明期を作った人。

この人がいなければ、日本のグラフィックデザインは違ってただろうという。 浅:彼の足跡をね、訪ねるという事は、日本の新しい、あの時代の、ある歴史的な側面が見えるっていう事ですから。 その名取洋之助さんの、すごい展覧会があるんだそうです。 時代も時代でしたからね、日本も世界に知ってもらわなきゃいけなかったし、世界も日本を知ろうとしてましたから、ちょうどいいタイミングだったと思います。