♪～今宵の出世講は御書院番頭でござる。 おのれ狼藉者！お言葉ではござりまするが御書院番と申さば上様警護の重要なお役目。 船頭が来ぬため供の者が様子を見に舟を離れたその間に土井殿は急死を…。 船頭はどうしたのだ？土井主膳の死忠相に手を貸して調べてくれ。 はつはさるお屋敷に奉公の身ですが主殿のご好意で当方へ行儀見習いに参ることに。 御作事様は三日後に別当院の茶会にお出ましだ。 徳田先生や千鶴先生に会えなくなるのが心残りだと…。 千鶴先生。 今宵の出世講は御作事奉行でござる。
“白魚”なんて名前だけどあそこは別名「無法河岸」っていうの。 木更津へ戻って網元さんの墓参りをするの。 俺は網元を死なせたんだぞ！〔何度言ったらわかるんだ！役立たずが！〕〔この俺に向かって何しやがる！〕〔網元！そりゃあんまりだ！〕〔なにっ〕半年前のあの晩網元が俺の身持ちの悪いのをなじって説教が始まった。 そのとき俺は網元を助けねえでそのまんま逃げちまったんだ。 半月ばかりして網元が死んだことを風の噂に聞いた。 網元さんは火事で死んだんじゃない。
なぜ南町奉行が？作事奉行の安西図書と親しいらしくそれで別当院の茶会に招かれたようなんで。 大岡越前ごときに怖気づいたのでは御前に顔向けができぬ。 作事奉行は骨董に目がなかったな。 御作事様は別当院の茶会に…？清吉をやくざ者から引き離すにはいったいどうしたら…？おはつ。 別当院の茶会は本日でございます。 御作事奉行・安西図書様さらに安西様のお招きで大岡様も。 心中相手はいってえ…？清吉の姉だ。 どうしたの清吉？兄貴の言いつけだから来たけど正直気が進まねえんだ。