俳優さんで、去年、俳優生活30周年をお迎えになった方でいらっしゃいますが。 いろんな役を得意となさる、大変珍しいお名前、宮川一朗太さんでいらっしゃいます。 お名前が宮川一朗太さんでいらっしゃいます。 宮川一朗太さん。 森田監督がお撮りになった、松田優作さんが主演された作品なんですが。 黒:でも、なんか早稲田にお入りになった?宮:はい。 早稲田は高校の推薦枠というのがございまして。 正直言いますと、早稲田の推薦を受けてしまいますと、他の受験が出来なくなってしまうんですね。 早稲田の推薦に。
高校の方にも、推薦で入ったもんですから、高校に、ちょっと推薦枠がなくなってしまったような…。 よくいるスポーツ万能、勉強が出来て、自分で言うのもなんですが、ちょっとこう可愛らしい顔をしていたという、三拍子そろった…。 宮:これは武蔵中学に入った時の。 黒:本当ですね、武蔵中学ですね。 武蔵中学って、本当にあれですもんね。 勉強出来る子が入るんですもんね。 宮:当時は御三家で、麻布、開成、武蔵といわれましたので。 自分でも相当、受験勉強、頑張りました。
でも、結婚して10年以上経ってた頃だったんですけども。 ただ、毎日、ケンカの日々だったので。 そのケンカも子どもたちが間に入って、「パパ、ママやめて」って。 黒:仲よくなったのに、そんなケンカなんかしたんでしょうね?宮:そうですね。 そういう些細な事でのケンカがあって。 毎日、ケンカの日々が続くなら、それがなくなるんであれば、別れるっていうのも、1つの選択肢かなと思いまして。
宮:同年代は話が合うというメリットはありますけども、引き下がれないというデメリットはありますね。 黒:そんなに可愛がってお育てになったお嬢さんでも、私の下着と自分の下着が一緒に洗われているっていうのは、ものすごくイヤだったみたいです。 黒:私たちは洗濯機のない時代に育ちましたから、そんな、父親と一緒にイヤだなんとかっていう感じは全然なかったですけどね。 一緒にイヤだっていうのはね、ショックですよね。 ボーイフレンドを連れてきて、家に。
黒:で、下の妹さんというか、お嬢さんの方は、整体師になりたい…。 今度は自分が、という事で、今、リハビリなどを出来る整体師になりたいという事で、勉強しています。 黒:お父様、随分早くお亡くなりになったんですね。 今年、二十三回忌をいたしました。 黒:一朗太さんの場合は、お子さんたちが、そういう風になってくると、ご自分も第二の人生をとかっていう風には、お考えにならない?宮:そうですね。 恋活をしてらっしゃるお父様になんですが、お嬢様方にですね、担当の者が、ちょっとお手紙をお願いして。
「実を言えば、お父さんの事、理解出来ない時期もあった」「どうして、お母さんがいないんだろうって」「それを勝手に、あなたのせいだと思ってた時期もあった」「きっと、そんな気持ちをお父さんもなんとなく気付いていたんじゃないかな」「それでもお父さんは、大変な顔ひとつ見せず、台所に立ち、洗濯物を干して、笑顔で仕事に行ったね」「まだ幼い私は、それをどこか当たり前のように思ってた」「だけど、その笑顔の裏では、つらい思いも苦しい思いもたくさんあったでしょう」「今頃になって気付いて、ごめんなさい」「私たち姉妹が、こうして今